肩の痛み

 

肩関節(肩甲上腕関節)とは、肩甲骨と上腕骨から形成され、体にある様々な関節の中でも最も可動域の大きい関節です。また、この肩甲上腕関節をなめらかに動かすためのサポートをする関節として、肩鎖関節(鎖骨・肩甲骨)胸鎖関節(胸骨と鎖骨)があります。これらの関節が全てうまく連動することにより肩の大きななめらかな動きが実現するのです。この連動となめらかな動きを実現させるキーマンとなるのは、肩関節に集まる様々な筋肉や靭帯なのです。

 

関節の問題なのか、あるいは筋肉や靭帯の外傷、または筋肉のオーバーユースによる炎症や緊張が原因なのか、しっかりとした鑑別が重要です。

 

 

主な肩の症状

四十肩・五十肩

ここ最近、肩を上げづらくなった、または肩を上げようとしたり動かそうとすると激痛が走る。しかも特に思い当たる原因がない。これらは四十肩・五十肩の主な症状、特徴です。

この四十肩・五十肩には急性期慢性期回復期の3つの段階があります。

急性期: 発症初期1~2ヶ月の段階のことを言い、炎症が起きているため、最も痛みの度合いが大きい時期です。肩を少しでも動かしたら激痛が走り、夜間痛もあります。

慢性期: 炎症も大分落ち着いてきた時期であり、多少の肩の動きでは激痛は走りませんが、ある一定の可動域を過ぎた時点で痛みが走ります。肩周囲の筋肉が非常に緊張している時期でもあります。

回復期: 肩の動きに対しての痛みは大分落ち着いてきてはいるものの、肩の可動域の制限はどうしても残ってしまっている時期です。このように、四十肩・五十肩は急性期→慢性期→回復期の段階を経ていき、長いと1年以上かけて症状が続く場合もあります。

 

治療方法

 

急性期、慢性期、回復期で治療方法が異なります。

 

急性期時: まず優先するべきことは炎症そのものを抑えるということです。当院では急性期の肩に対してアイシングやハイボルテージ電気療法の物理療法を行い、炎症と痛みを落ち着かせた上で、肩と連動する首、背骨、腰、肘や手首の関節や筋肉へのアプローチを行います。

 

慢性期回復期: 肩の炎症は治まってきてはいるものの、肩周囲の筋肉や靭帯が非常に硬まっている、拘縮した状態になっているため、肩の運動制限が起きています。この時にどの筋肉が特に硬いのかを検査で鑑別し、肩関節や筋肉を大きく動かして、可動域を取り戻す治療が必要になります。また背骨を中心とした肩と連動する関節や筋肉の調整もしっかりと行っていきます。

 

四十肩・五十肩は長い方で一年以上症状が続く方もおり、完治するまでは時間がかかります。カイロプラクターと患者さんのチームワークと根気が必要になりますが、12twelveでは症状の緩和までの期間、しっかりとケアとサポートをさせて頂きます。一度ご相談ください。

 

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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