足首の捻挫

 

足首の捻挫はサッカーやバスケなどのスポーツ競技や日常生活の中でも歩行中に捻って、発症する可能性のある疾患です。足首を捻ることにより足首を支えている靭帯や腱に損傷を起こし、腫れや熱感などによる炎症反応を生じます。捻挫には軽度のものと重度のものがあり、軽度の症状であれば、適切なケアを行うことで1~2週間ほどで改善することがあります。重度の症状であれば、靭帯や腱に重い損傷を起こしているため、改善するのにとても時間がかかります。

 

足首の捻挫の症状

・足首の内側、外側、もしくは全体的に腫れている

・足首の内側、外側、もしくは全体的に痛みがある

・内出血が起こっていて、青あざが見られることもある。

・歩行困難

・足首の可動制限

Etc…

 

足首の捻挫のメカニズム

捻挫には内反捻挫と外反捻挫の2つに分かれます。特に内反捻挫では外反捻挫よりもはるかに多く、足首の外傷の中でも一番多い疾患です。

内反捻挫は別名で外側靭帯損傷とも呼ばれます。外くるぶしの周辺にある外側靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の3つの靭帯で構成されています。足を内反に捻ってしまうことでその靭帯に損傷を起こし、外くるぶし周辺に腫れや痛みが生じます。また、大きな損傷を起こしていた場合、外側のみではなく、足首全体が腫れて症状が長引くことがあります。

 外反捻挫は内反捻挫とは逆で、内側靭帯に損傷を起こしている状態のことをいいます。内側靭帯は別名で三角靭帯とも呼ばれますが、外側靭帯と比べても強靭なため、より大きな力がかからなければ、めったに損傷を起こすことはありません。そのため、内側靭帯が損傷した場合、リハビリが長期にわたることが多いです。

他にも足の構造上で内果(内くるぶし)と外果(外くるぶし)の高さがそれぞれ異なり、外果の方が地面に近い位置にあります。この構造上、足首を強く内反した場合、内果の下が空洞になっているため、距骨がとても動きやすい状態となり、内反捻挫がしやすいです。また、足首を外反しようとすると、地面に近い外果が邪魔になりあまり大きな動きをすることができません。したがって、外反捻挫を起こす可能性は低いのです。

 

12twelveでは

足の関節の状態や関節機能の骨や筋肉、靭帯の状態を確認し、その状態に合う適切な施術を行っていきます。足首のみではなく、下半身は3つの関節で連動しているため、膝関節や股関節も関節の動きや筋肉の緊張を評価して調整していきます。他にも骨盤や脊柱の歪みによって全体的なバランスが崩れ、足首に負担をかけて場合もあるためしっかり整えていきます。場合によっては、損傷部位にアイシングや周囲にハイボルテージ治療も行っています。施術のみではなく、自宅内で行う足首周辺のストレッチや再発予防のエクササイズの指導も行っています。

 

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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