40代、男性、医療従事者
最近、腰痛・重だるさが強く、仕事が辛いとのことです。病院での検査など前かがみの姿勢が多く。長時間続くと症状が出るようです。足などへのしびれや放散する痛みはないとのことです。仕事が辛いので、症状の改善と原因が知りたいとのことでした。
<来院時の症状>
・長時間の座位姿勢で痛み・重だるさ。
・前かがみが続くと腰痛や重だるさが強くなる。
・神経痛や放散痛はなし。
<施術後の経過>
初診のため問診を行い、神経痛や放散痛は特にないとのことでした。
◎ 一般医学的な検査
整形外科的検査は、エリー(+)、ナクラス(+)、トーマス(+)。
筋力検査は、大殿筋の筋弱化やハムストリングスの硬化が見られた。
腹直筋・腸腰筋・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋の筋の伸長制限もみられました。
◎ カイロプラクティック的な検査
可動域検査では、体幹伸展時の腹部と股関節の伸展制限(80~90°)が顕著であり、胸腰移行部(胸椎12番と腰椎1番)周辺の伸展制限がみられた。
※ 出典元:筋骨格系のキネシオロジー
◎ 評価
本症例では、検査所見より体前面の筋の伸長制限や大殿筋の筋弱化がみられた。図でも示したように腰椎骨盤リズムが崩れていいる状況が伺えた。
◎ 治療
背骨・骨盤・股関節の機能調整を行いました。
筋のアンバランな状態に対するアプローチも同時並行で行いました。
初診後に症状はほぼ緩和。
仕事が多忙なため、定期的にメンテナンスでケアされています。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例は、レントゲンやMRI画像などのみられる構造的要因はなく、背骨・骨盤・股関節や筋のアンバランスなどの機能的要因が症状を誘発させていたと思われます。機能の乱れを取り除くことで1回のアプローチで改善がみられたと考えられました。
これらの症状は、坐骨神経痛、梨状筋症候群、仙腸関節症候群、椎間関節症候群など、同じ様な症状を出すことが多いです。そのため画像検査や徒手的検査などで正確に鑑別する必要があります。
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