50代、男性、会社員
今朝、起きてから腰に違和感を感じ、出勤してから徐々に痛みが出てきました。歩くこては出来るが、動けなくなるのではないかと不安を感じます。腰痛を緩和してほしく当院に来院しました。
・動き出しで腰痛がでる。
・座っていて痛みは感じない。
・しびれや下肢に広がる痛みはない。
<施術後の経過>
感覚・運動・反射機能の行いましたが、特に異常はありませんでした。
過去2回の腰部椎間板ヘルニアが既往歴があり。
◎ 一般医学的な検査
整形外科的検査は、SLR(-)、ケンプ(-)・ゴールドスウェートテスト(-)ブラガード(-)、ボネット(-)などの所見が見受けられました。※ 下記図はSLR検査を示します。
レントゲン画像は腰椎の前弯消失(平らな腰)。※左下図は平らな腰を示す
左側の腰椎4/5番間に骨棘・椎間板腔の減少。※右下図は変性部分を示す。
腰椎の多裂筋近辺に圧痛。※右下図は多裂筋を示す。
※右下図はVisible Bodyによる画像提供(www.visiblebody.com)
可動域検査では、腰部の伸展制限があった。このときは痛みの増悪は感じないとのことでした。
触診検査では、腰椎3~5番の椎間関節の動きの悪さあり。
腹筋群・腸腰筋・殿筋群・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋・内転筋群・ハムストリングスの硬化や弱化が確認できました。
◎ 評価
腰椎・骨盤の機能障害がもたらした急性腰痛(ぎっきり腰)の疑いがありました。また、レントゲン画像でも負担が加わっていた可能性が伺えました。
◎ 治療
初診時は発症して間もなく、これから痛みが強くなる可能性も強かったため、筋の調整と背骨のモビリゼーションを行いました。治療後は、背中も伸びて歩けたそうです。
2回目の以降の治療は、筋の調整、背骨・骨盤矯正を行い機能改善のケアを行っていきました。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例の腰痛は、腰椎・骨盤の機能障害がもたらした急性腰痛(ぎっくり腰)の疑いが強いと判断しました。ヘルニアやぎっくり腰の再発を繰り返しており、レントゲン画像でも腰椎に負担が加わっている兆候を確認できました。変性が進んでいたとしても機能を回復させることは十分に可能なケースだったといえます。
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