40代、女性、会社員
1ヶ月ほど、歩くと右足の甲の部分に痛みを感じるそうです。特に歩き出しが痛く、歩いていると痛みは少なくなっていくが、改善はしないとのことでした。医療機関でも骨などの器質に異常はみられないとのことでした。なぜ痛いのかも分からなく、症状を改善したく当院に来院しました。
<来院時の症状>
・右足の甲の部分が局所的に痛み。
・歩き出しが痛い。
・歩いていると痛みは少なくなっていく。
・しびれや広がる痛みはない。
<施術後の経過>
初診のため、医療機関でレントゲンなどの画像検査でも異常はなかったそうです。20~30代はヒールを履くことが多かったそうです。
◎ 一般医学的な検査
足のハイアーチ、右足の中間楔状骨と第2中足骨の間に圧痛がありました。
※右下図はVisible Bodyによる画像提供(www.visiblebody.com)
◎ カイロプラクティック的な検査
姿勢検査では、反り腰、胸椎の後弯減少、足の指の背屈状態。
可動域検査では、右足関節の背屈制限があり、このとき足の甲に痛みを感じるとのことです。足の指の屈曲制限や胸椎の屈曲制限なども確認できました。
触診検査では、中間楔状骨と第2中足骨に可動性の消失がみられた。
腹筋群・腸腰筋・殿筋群・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋・内転筋群・ハムストリングスの硬化や弱化が確認できました。
◎ 評価
長期間ヒールを履いていた影響から、右足の甲部分に力が集中し、動きが悪くなり、痛みが生じた疑いがありました。いわゆるハイアーチの状態です。ハイアーチと脊柱・骨盤の機能障害の相互作用でこのような状態が生じた可能性が考えられました。
◎ 治療
脊柱と骨盤帯の機能不全があったため、背骨・骨盤矯正とそれらに付随する筋群の調整を行いました。足部の機能も乱れていたため調整を行いました。治療後は、足のつまり感はだいぶ減ったそうです。
2回目以降の治療も、同様の治療を行いました。さらに脊柱や足部のセルフケアを行いました。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例の足の甲の痛みは、長年のヒールを履いていたことから、足部と脊柱・骨盤の機能障害によって、足部に力を集中させ、過剰な負担が加わり、痛みが出たものだと判断しました。女性は特にヒールなど踵が高くなる靴を履くことがあるため、このような状態になりやすいです。場合によっては、しびれを生じる方もいるため、気になる方は是非一度来院してみてください。
12twelveカイロプラクティックは身体を整える「整体」のプロフェッショナルです。飯田橋の整体でお探しの方は是非ご相談ください。