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タグ:骨盤矯正
10代、男性、高校生
半年前、腰痛で整形外科を受診し「腰椎分離症」と診断。コルセットなどの治療を行った。分離部分は癒合したそうです。その後も腰痛症状が続いたそうです。長時間座ることがとても辛く、来年は大学受験も控えていることから、受験勉強に集中するためにも腰痛を改善したく来院されました。
<来院時の症状>
・長時間座ると腰痛がでる。
・動いて痛むことはあまりない。
・動くのに不安がある。
<施術後の経過>
◎ 一般医学的な検査
整形外科的検査は、SLR(-)、ナクラス(-)、ケンプ(-)、トーマス(+)。※ 下記図はSLR検査を示します。
筋力検査は、左側の腸腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋、内転筋群の硬さがみられた。また、大殿筋、腹筋群の弱化もみられた。
◎ カイロプラクティック的な検査
可動域検査では、体幹屈曲時の股関節の屈曲制限があり、代償として下部腰椎の過剰後弯がみられた(下図のBに該当します)。体幹の伸展制限もあり、腹筋群の伸長制限も確認できた。
触診では、胸椎、胸郭、股関節、骨盤の機能障害がみられた。
※ 出典元:筋骨格系のキネシオロジー
◎ 評価
本症例では、医療機関で「腰椎分離症」の診断を受けており、骨の癒合は確認出来ていました。徒手的な検査などで確認したところ、背骨・胸郭・股関節・骨盤など機能低下の影響を受け、症状を出している可能性が高いと思われました。
◎ 治療
背骨・胸郭・股関節の調整や骨盤矯正、これらに付随する軟部組織のアプローチを行いました。
治療間隔を週1回で行いました。
4回目来院時では、痛みを感じることはないとのことでした。(1ヶ月経過)
その後は、メンテナンスに移行しました。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例は、「腰椎分離症」の診断を受けており、骨の癒合は確認出来ていました。しかし、その後も痛みが続き勉強に集中出来ず悩んでおりました。徒手的な検査では、背骨・胸郭・股関節・骨盤などの機能的要因が症状を誘発させていたと思われました。治療も順調に進み、勉強も集中してできるようになったそうです。「腰椎分離症」が完治しても続く痛みは、疾患に直接関係ない場合も多いです。本症例はそれに当てはまるものといえました。
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