40代、男性、デスクワーカー
運動のためボルダリングを長年しており、肩の前部分が痛むようになった。つり革を掴む動作で強い違和感があり、肩に体重をかけることが怖い。最近は、肩を損傷しそうなので、ボルダリングは休んでいます。つり革を掴む状態から腕を下げる時に強い嫌な感覚がでるそうです。整形外科ではレントゲンとMRIを撮り、多少の腱板摩耗はあるが問題はないレベルと説明されたそうです。
・左肩の前部分が痛む。
・つり革を掴む状態から腕を下げる時に強い嫌な感覚。
・腱板損傷があるが問題はないレベル。
※ 右図の左は腱板損傷を示す
・夜間痛なし。
・外傷歴なし。
<施術後の経過>
初診のため問診を行い、医療機関で異常はないとのことでしたが、念のため整形外科的検査を行いました。病的な状態の可能性は低いと考えられました。
ペインフルアーク(-)
結帯・結髪動作(-)
コッドマン(-)
ダウバーンテスト(-)
ヤーガソン(-)
スピード(-)
◎ カイロプラクティック的な検査
姿勢の側面分析は、脊柱の生理的弯曲の消失。
可動域検査は、体幹の伸展制限がみられた。肩甲骨の上方外旋・内転制限
触診は、肩鎖関節の動きの制限や圧痛を確認、上腕・肩甲骨に付随する筋群のアンバランスや筋膜の滑走低下
◎ 評価
徒手的な検査では、腱板の大きな損傷の可能性は低いと想定されました。
筋群のアンバランスや筋膜の滑走低下などを伴う肩甲帯・脊柱・の機能低下が疑われる。
◎ 治療
肩甲帯・脊柱・骨盤の調整を行いました。
筋のアンバランスの調整や筋膜滑走の改善も積極的に行いました。
<カイロプラクターからのコメント>
この方の症状は、整形外科では多少の腱板摩耗はあるが問題になるレベルではないとのことでした。私も徒手で行う整形外科的検査でも所見はありませんでした。しかし、つり革を掴む状態から腕を下げる時に強い嫌な感覚があるとのことでした。腱板も含め筋骨格系の機能低下が生じている可能性は示唆できたため、カイロプラクティックケアを実施しました。ケア自体は体幹や肩甲骨、上腕、前腕をメインに行いました。肩のケアでとても重要なセルフケアを行い、腱板を安定化をはかりました。徐々にではありますが、違和感が減っている状態で、長期的になりますが継続ケアを行っている状況です。ボルダリングも順調に行えているそうです。
12twelveカイロプラクティックは身体を整える「整体」のプロフェッショナルです。飯田橋の整体でお探しの方は是非ご相談ください。