ばね指(弾発指)

 

ばね指(弾発指)は指が曲がったまま戻らなくなったり、無理に戻すとばねのように跳ねて戻る症状のことを言います。ばね指は女性の発症率が多く、妊娠・出産時期によるホルモンバランスの乱れや抱っこなどの手の使い過ぎから生じます。また、仕事内での手を多く使う仕事やロッククライミングなどによる手の負担が大きいスポーツ、糖尿病や関節リウマチなどの持病がある方も多いです。それぞれの指に発症しますが、特に親指と中指に多いと言われています。

 

ばね指(弾発指)の主な症状

・指の曲げ伸ばしがスムーズではない。

・特に朝方の方が動かしにくい

・手のひら側の指の付け根付近に圧痛と腫れがある

・無理に指を動かすとばねのようにカクンとする

・症状が進行すると指が動かなくなる

Etc…

 

ばね指(弾発指)のメカニズム

指の動きは腱によって動かすことができます。その腱は、手を握る時に使われる前腕の筋肉がその力を腱に伝えています。指には屈筋腱と靭帯性腱鞘という2つの組織があります。指を曲げる際に屈筋腱が浮き上がらないように靭帯性腱鞘が押さえ、指の曲げ伸ばしが出来るようになります。しかし、手の使い過ぎや産前産後によるホルモンバランスの乱れなどの原因から指の腱鞘炎を起こし、腱鞘は腫れて屈筋腱の通り道が狭くなります。指を動かす際に屈筋腱と腫れた腱鞘がぶつかり合うことで痛みを生じます。さらに痛みが進行すると、屈筋腱にも炎症を起こして腫れてきます。そのため、腫れた屈筋腱と腱鞘は引っかかるようになり、指の動きは妨げられ、指を伸ばすことが困難になります。また、無理に伸ばそうとすると引っかかっていたのが外れ、ばねのように跳ねて戻る動きがあります。この動きが「ばね現象」と呼ばれています。

 

12twelveでは

局所的に痛みがある部分を調整するだけではなく、指、手首、腕、背骨や骨盤などの関節の歪みや使い過ぎによって過緊張を起こしている筋肉のリリースを行い、全体的に姿勢のバランスを整えていきます。炎症が強い場合、ハイボルテージによる電気治療によって、局所のリリースより負担の少ない方法で行います。セルフケアでは、妊婦さんや産後からの抱っこ時の姿勢や授乳時の姿勢指導、また、デスクワークでの姿勢指導も行います。場合によっては、必要な所でのトレーニングやストレッチ法をお伝えします。家事や子育てなどで手首を使いすぎることが多い方には、患部の負担を減らすため、サポーターのご紹介もさせてもらっています。

 

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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「ばね指」の症例報告