腰椎すべり症・脊柱管狭窄症
病院で脊柱管狭窄症と診断された場合でも、即手術の適応とならなかった場合は、適切なカイロプラクティック治療をお試しいただくことをお勧めします。
脊柱管とは?
背骨は首から仙骨にかけて24個の骨が積み重なって出来ています。その一つ一つの骨の中には、椎孔と呼ばれる空間が存在し、それらが積み重なって出来た筒状の空間が脊柱管です。この脊柱管の中には、脳から胸部にかけての脊髄神経や腰から下肢にかけて流れる馬尾神経や血管など、身体の機能をつかさどる重要な役割を持つ神経などが通っています。これらの重要な神経を脊柱管が守っています。
脊柱管狭窄症が起きる原因は?
・脊柱管を構成するために存在する椎体や椎間板、靭帯などの組織が何らかの要因により変形することにより、脊柱管内の狭さが生じて、結果として中の神経や血管を圧迫し、様々な痛みや痺れなどの症状がでると言われています。
・診断名としてよく挙げられるもの:椎間板ヘルニア、黄色靭帯骨化症、後縦靭帯骨化症、脊柱すべり症、脊柱分離症。
・脊柱管狭窄症は幅広い年代の方に起きますが、特に60代を過ぎた方の発症率が多いように見受けられます。
・脊柱すべり症といわれる、積み重なる椎体のひとつが何らかの要因により大きく前方にずれてしまうことが原因で脊柱管が狭まり、症状が誘発されるケースです。すべり症に伴い、脊柱分離症が起こっている場合もあります。こちらは、反り腰気味の方に多く発症します。
・先天的に腰部の骨が変形しているために、脊柱管狭窄症になるケースもあります。
*重度な運動・排尿障害などの症状が出ている場合は、手術となる場合が多いです。
脊柱管狭窄症の症状
・歩行時、立位時の腰痛、骨盤あたりの不安感、下肢に広がる痺れ。
特に腰を反らせたりすると症状が誘発されることが多く、ある程度の歩行で症状が誘発されるが、自転車では症状がでないというのも一つの特徴です。
・代表的な症状のひとつに、間欠性跛行があります。
安静時は問題ないのですが、ある程度の時間歩くと、腰痛や下肢にかけての痺れの症状が現れます。座って休んだり、身体を前のめりにしたりすると、症状が治まります。
・圧迫されている神経が神経根の場合は下肢の痺れと筋力低下、馬尾神経の場合は下肢の痺れに加えて、排泄障害(重症なケース)が起きることがあります。
治療法
12twelveでは、整形外科などで腰部脊柱管狭窄症と診断された方に対しても、まずはカイロプラクティックの適応かどうかを的確に判断した上で、治療を行うか否かを判断します。それは、たとえレントゲンで骨の変形やすべり症、分離症が確認されたとしても、それらが全ての痛みに直接関与していないケースも多々あるからです。
すべり症などが起きることにより、腰部に過度な負荷がかかり、筋肉の過剰緊張が原因で痛みや痺れを誘発しているケースもあり、それらに対して、筋肉と背骨全体の調整を行うことにより、腰部への負荷を減らすことができます。その結果、腰部脊柱管狭窄症と診断された場合でも、症状が軽減したケースも多数あります。治療だけでなく、ご自分で行える体操やエクササイズなども行って頂くことで、早期改善と再発予防を目指していきます。
重度の筋力低下や、排泄障害がでている訳でなければ、手術ではなく、保存療法(リハビリなど)になるケースがほとんどです。
病院で診断を受けて、不安を感じていおられる方も、一度ご相談頂ければと思います。
電話相談も受け付けております。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。