テニスのスポーツ障害
テニスとは?
テニスは、ラケットでボールを打ち、コートに入れ、ポイントを取る競技です。
テニスでの体の使い方の特徴は、前進、後退、サイドステップ、ターンを行う移動とボールを打つ動作です。
コート上の移動は、加速と減速を頻繁に行います。
正しく体を使わずに緩急動作をすると、筋・靭帯・半月板などの組織に大きなダメージを残します。
ボールを打つ動作は、自分に向かってくる強いボールに対して相手コートに打ち返します。
そのたびに、身体全体に力を込めるため移動同様にダメージを残します。
組織に損傷などの大きなダメージを残すと自然回復に時間がかかり、元に戻らないこともしばしばあるのが現状となります。
テニスに多いスポーツ障害
テニスのスポーツ障害で多い部位は、肩、肘、手首、腰、膝、足首になります。
肩:テニス肩
手首:捻挫、腱鞘炎。
腰:ぎっくり腰(筋挫傷)、腰部椎間板ヘルニア、仙腸関節症候群、椎間関節症候群、腰椎分離症/すべり症。
膝:前十字・後十字靭帯損傷( ACL損傷・PCL損傷 )、半月板損傷。
足首:捻挫(靭帯損傷)、過剰回内足(オーバープロネーション)。
その他にも、体幹などがあります。
テニスに多いスポーツ障害の原因
テニスは、肘や手首のなど上肢、膝や足首などの下肢の傷害が多く
コート上の移動やボールを打つ動作で大きな負荷が加わります。
その負荷が回復するより、ダメージが上回ると微小な損傷が蓄積し、ある日いきなり大けがすることが大半です。
テニスの特徴は、移動の緩急が激しいため下肢を損傷しやすく、飛んでくるボールを打ち返す衝撃が大きく
上肢を損傷する要因となります。
まとめると、移動の緩急が激しく、打ち返す衝撃が大きいことから、微小な損傷を繰り返し、最後に大きな怪我する
メカニズムとなります。
また、微小な損傷を繰り返しと腱症という状態になります。
これは腱炎とは意味が違い、反復する損傷と回復で靭帯のコラーゲン線維が脆くなる現象(コラーゲンの変性)です。
靭帯が脆くなるため、簡単に痛め、断裂を含めた損傷するリスクが上がるといわれています。
テニスに多いスポーツ障害の治療
上肢や下肢を効率よく使うためには、体幹が安定していなければなりません。
体幹で一番重要な部位は背骨・骨盤です。12twelveではまず、背骨や骨盤の失った機能を回復させることを行います。
背骨を効率よく使えると、筋肉との協調性が高まり、効率よく体を動かすことができます。
さらに、筋の緊張のアンバランスも整えます。
背骨や骨盤から悪影響を受けた筋のアンバランスは、機能を改善した関節などの動きを阻害するため、
アンバランスな状態を取り除くことはとても重要です。
加えて、上肢や下肢も同様に関節の機能不全や筋のアンバランスを取り除きます。
上肢では、ボールを打つ際に腕の回内・回外運動頻繁に行います。そのため、肩・肘・手首など機能低下ないか確認します。
下肢では、コートの移動でサイドステップやターンを使うため、股関節の機能が重要となり、機能を確認し調整を行います。
組織治療が必要であれば、進行を防ぎつつ機能回復のアプローチも行います。
筋の短縮、筋膜の滑走性、腱症などがこれ当てはまります。
エクササイズ指導も行います。
乱れた運動連鎖は脳が学習しているため、再学習させなければ、また元の状態に戻りやすいためです。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。