坐骨神経痛

 

坐骨神経とは、脊髄から枝分かれして下肢にまで伸びる神経で、下半身の知覚や運動をつかさどっています。その神経の根が圧迫されたり、刺激を受けたりすると神経に沿って太ももや、膝下に痺れや、感覚麻痺、筋肉の張り感が現れるようになります。これが坐骨神経痛と呼ばれています。症状が悪化すると臀部や太もも、ふくらはぎ、すね、足にまで痛みや痺れ、さらに、筋力低下による歩行障害などを引き起こすこともあります。
 

坐骨神経痛の主な症状

・腰から膝周辺にかけて違和感

・臀部や太もも、ふくらはぎ、すね、足に痛みや痺れ

・悪化すると、筋力低下による歩行障害

Etc.

 

坐骨神経痛のメカニズム

坐骨神経痛とは、何らかの原因で坐骨神経が圧迫されることで下半身に痛みや痺れが生じる症状のことを指します。坐骨神経痛は病名ではなく、疾患に対する一つの症状です。原因は腰椎椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症梨状筋症候群などのさまざまな可能性が考えられます。

腰椎椎間板ヘルニアの場合、前かがみの姿勢や自転車の時は腰痛と坐骨神経痛の症状を起こしますが、脊柱管狭窄症の場合は、逆で腰を反らしたりすると症状を誘発させ、自転車では症状が出ないという特徴があります。

 

12twelveでは

坐骨神経が実際どこで障害されているのか、整形外科検査、神経学検査、筋力検査、姿勢検査などを用いて、鑑別診断していきます。

 

・椎間板ヘルニアの場合、背骨を中心とした、身体の生体力学的構造やバランスを調整することにより、椎間板ヘルニアが起きている部位のストレスを下げるための施術を行っていきます。椎間板ヘルニアの発症に伴い、過剰に緊張して硬直してしまった背骨や骨盤まわりの筋肉を調整し、痛みの緩和を促進させます。

椎間板ヘルニア 解説ページ

 

・脊柱管狭窄症の場合、腰部から骨盤(L5—S1)の間で狭窄していることが多いため、この場合、反り腰姿勢になっていることから、骨盤の前頚や体幹筋群の弱化していることがあります。背骨全体、骨盤、筋肉の緩和操作の施術を行います、

脊柱管狭窄症 解説ページ

 

・梨状筋症候群の場合、過緊張を起こしている梨状筋の緩和操作を行います。梨状筋とのつながりのある骨盤や股関節の調整も行うことで、梨状筋に負荷がかからないように、よりバランスの取れた身体に整えていきます。

梨状筋症候群  解説ページ

 

※坐骨神経痛の痛みの範囲の中で、筋肉のトリガーポイントによって症状を起こしていることもあります。当院ではしっかり鑑別して施術を行っていきます。

 

また、それぞれの症状に合わせたストレッチやエクササイズなどの指導も行っています。