治療事例

半年前から右足(母趾周辺)に痛みが出始め、最初は歩行中に少し気になるぐらいでしたが、日に日に痛みが強くなってきて、今では歩くのも困難です。仕事場所は自宅近くにあるので歩いて出勤しています。デスクワークが中心ですが、時々出張に行くこともあります。プライベートの時はスニーカーを履いていますが、仕事の時はヒールを履いています。そのヒールは指先の所が尖っていて歩いている時や脱いだ後痛くなることが多いです。元々は外反母趾の形になっているので、そこから原因が出ているのではないかと思います。早くスムーズに歩けるようになりたいので、来院しました。

 

＜初診時の症状＞

・右足(母趾と示指の間)に痛み

・両足ともに外反母趾

・下腿三頭筋の緊張が強い

・体重が乗ると痛みが出る

 

＜施術後の経過＞

初回後は歩行時の痛みは少し減り、靴も尖っていないものに変えてもらいました。１週間後には痛みは少しあるものの、歩行時の辛さなどはあまり感じなかったそうです。引き続き施術を行い、３回目の施術後からは痛みはほぼ感じないところまで回復しました。現在は１ヶ月に一度メンテナンス治療を受けていただき、痛みも感じていないそうです。

 

＜カイロプラクターからのコメント＞

この方は、外反母趾により足の骨や筋肉のバランスが悪くなって、全体的な身体のバランスも崩れ、右足に重心がかかるような状態になっていました。そのため、右足に負担がかかるようになり、痛みを引き起こしたと考えました。

施術では、足の関節の動きや周辺の筋肉のバランスを調整しました。主に外反母趾によって中足骨が外側に向いてしまっているため、可動域を正常な動きになるように調整を行い、筋肉では足底筋や下腿三頭筋の緊張を減らすようにリリースを行いました。また、右足重心になっていることから骨盤の歪みや股関節の可動制限が見られたため、全体的に姿勢の調整も行いました。セルフケアとして姿勢指導やエクササイズ、ストレッチの指導も行いました。