カテゴリー:外反母趾 » 回内足(オーバープロネーション) » 股関節・膝・足の痛み » 足のしびれ
1年程前から右足の親指と人差し指の付近に痛みと親指の外側に痺れが出て来るようになりました。時々痛みが強い時もあり、歩くのも辛い時もあります。痺れは最近だと常にある状態で、触れたり、体重が乗ったりすると少しピリッとします。仕事は主にデスクワークで、時々出張に行くこともあります。去年まではハイヒールをよく履いていましたが、痛みが強くなってきてから、履かなくなりました。少しでも楽になりたいと思い来院しました。
<初診時の症状>
・回内足による右足外反母趾とハイアーチ
・右足母趾(親指)と示趾(人差し指)付近に圧痛
・母趾の付け根の内側の突出部に痺れ
・体重が乗ると痛みと痺れが誘発
・下腿三頭筋、前脛骨筋、足底腱膜の緊張が強い
<施術後の経過>
初回の施術は、中足骨間と踵骨の可動性をもどすことと、下腿三頭筋や前脛骨筋などの緊張を緩和する目的で施術を行いました。施術後は、母趾の痺れはありますが、痛みの頻度は来院時より軽減していました。2回目の施術は1週間後で、前回から5日後に痛みが気になるようになり、歩行も少し困難。痺れも相変わらず残っていました。施術後、足に体重が乗るとまだ痛みは残っていたので、フォームソティックス・メディカル(インソール)を紹介して再検査しました。すると、痛みは軽減してスムーズに歩けるようになりました。3回目の施術も1週間後で、痺れはまだ残っていますが、痛みはだいぶ少なくなっていました。体重が乗ってもあまり痛みも出て来なくなりました。現在もインソールは継続的に続け、施術も2週に1回のペースで施術を行っています。
<カイロプラクターからのコメント>
この方の症状は、回内足による外反母趾の変形とハイアーチに伴って、下腿三頭筋の過緊張によって起きた末梢神経絞扼の痺れと外反母趾の関節、筋肉のアンバランスによって起きた痛みと考えました。ハイアーチとは、足の土踏まずが高く盛り上がってしまうことで、足指の付け根や踵に常に負担がかかるようになります。その状態と回内足や外反母趾の状態が続くと足の痛みのみではなく、姿勢の崩れから膝や股関節、腰などに痛みが生じる可能性もあります。また、外反母趾とは足の母趾が小指側に変形し、「く」の字になる状態のことをいいます。実際にこの方は、まだ大きく変形はしていませんでしたが、回内足によって、下腿三頭筋の緊張が強くなったことで、その間を通る末梢神経が圧迫され痺れを生じたと思われます。
施術では、下腿三頭筋をはじめ、前脛骨筋や足底腱膜の緊張を緩め、中足骨と踵骨の可動性を向上させる目的で施術を行いました。また、回内足と外反母趾の進行を抑えるため、矯正用インソール(フォームソティックス・メディカル)を紹介しました。実際に履いて頂くと、痛みの頻度はかなり軽減し、緊張の強かった筋肉も少しずつ緩和されている状態でした。このように回内足や外反母趾などによるお困りの方はたくさんいらっしゃいます。しかし、痛みは軽減できても足の状態を元の形に戻すことは不可能です。少しでも症状の改善、変形の進行を抑えるため、当院ではフォームソティックス・メディカルによる矯正用インソールを導入しています。是非おすすめしたいインソールなのでお困りの方は是非ご相談下さい。
飯田橋 整体 インソール(フォームソティックス・メディカル)