カテゴリー:回内足(オーバープロネーション) » 股関節・膝・足の痛み
30代、女性、会社員
歩行時の腰痛・お尻の痛み、右すねの外側が痛むとのことで来院。特にすねの外側の痛みは10年近くある。長時間のデスクワークでの足の重だるさもあるとのことです。歩行始めから30~60分で痛みがでる特徴もあります。整形外科でのレントゲンを撮ったが特に何も異常はないとのことでした。ハムストリングスの硬さかもしれませんと言われたようです。ハイキングや登山もされることもあり、当院でインソール(フォームソティック・メディカル)を購入のためお問い合わせがありました。
<来院時の症状>
・長時間のデスクワークでの足の重だるさ。
・歩行始めから30~60分で痛み。
・レントゲンを撮ったが特に異常はない。
<施術後の経過>
医療機関を受診済みであったが、感覚・運動・反射機能や整形外科的検査などを行いましたが、どれも正常でした。特に異常はありませんでした。
◎ 一般医学的な検査
整形外科的検査は、ナクラス(+)、トーマス(+)、オバー(+)。
筋力検査は、左側の大殿筋、腹直筋、腸腰筋、股関節外旋六筋群の筋過緊張や弱化や圧痛が見られた。
筋伸長検査は、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋の筋短縮の可能性があった。
◎ カイロプラクティック的な検査
姿勢検査では、猫背、腰仙部の局所的な反り腰などの不良姿勢。
可動域検査では、体幹の伸展制限も顕著であった。右の回内足(機能的扁平足)の傾向がみられた。
触診検査では、右の腸骨後方変位、腰椎の右機能的側弯の傾向、距骨の外転・底屈などの兆候がみられた。
片足立ちの屈伸動作での膝が内側に入る動きが確認されました。
◎ 評価
本症例では、背骨・骨盤・足関節など機能的低下の影響を受け、これらに付随する筋群が影響受けた可能性が高いと思われました。また機能的な回内足の特徴もみられました。
◎ 治療
背骨・骨盤・足関節の機能調整を行いました。それらに付随する筋群へのストレッチや神経モビライゼーションなどのアプローチを行った。初診後の治療は以下のようになります。
治療間隔を1週間間隔でを行い、痛みの頻度が減少。(治療回数6回の1.5か月経過)。※ストレッチを指導を行いました。
治療間隔を2週間に伸ばし、痛みがほぼ消失。(治療回数10回の3月経過)。※体の安定性を上げるためにインソール(フォームソティック・メディカル)追加しました。
治療間隔を3週間に伸ばし、症状はない状態になりました。(治療回数13回の5カ月経過)。
以降は、メンテナンスを行っております。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例は、インソール(フォームソティック・メディカル)の購入を希望されお問い合わせがあった方です。検査内容からも回内足(扁平足)の所見もみられました。しかし、インソールだけでの調整を行うと悪化する可能性もあったため、体全体のケアを行う必要があると判断しました。インソールを入れることで相乗効果も得られた症例でした。
インソールだけでケアをすると悪化するケースもあります。インソールの効果を最大限発揮するには正しい検査とアプローチが必要となります。当院はインソール(フォームソティック・メディカル)の認定院となります。購入を検討されている方は是非一度お問合せください。
12twelveカイロプラクティックは身体を整える「整体」のプロフェッショナルです。飯田橋の整体でお探しの方は是非ご相談ください。