カテゴリー:変形性膝関節症 » 股関節・膝・足の痛み
■来院時の悩み
68歳女性の方です。
半年前に腰に痛みが走り、その後、左膝にも痛みを感じるようになりました。
左膝は痛みが強くなると水がたまり、病院で3回抜いてもらいました。その後は反対側の右膝にも痛みが出るようになり、来院時には両膝が痛い状態でした。
特に階段の下りが辛く、前向きでは下りられず、後ろ向きにならないと膝が痛くて仕方がありませんでした。
昨年までは毎日1時間ほどウォーキングをしていましたが、現在はほとんど歩けなくなっていました。
病院では変形性膝関節症と診断され、電気治療を受けると多少楽になるものの、腰痛や背中の張り、右股関節前側の痛みも残っていました。
■来院時の状態
- 左右両膝の痛み
- 階段、特に下りで強い痛み
- 下半身全体の疲労感
- 右股関節前側の痛み
- 慢性的な腰痛と背中の張り
- 骨盤後傾・猫背傾向
- 股関節の動きの低下
- 足関節が硬く、背屈しにくい
- 太もも前側の筋肉の強い緊張
■カイロプラクターの分析
今回の方は変形性膝関節症と診断されており、膝関節の変形に加えて、腰痛をかばった身体の使い方や、股関節・足関節の機能低下が重なり、膝への負担をさらに強めていたと考えました。
腰痛のため前かがみの姿勢が多く、骨盤も後傾気味でした。また股関節がうまく使えていないため、本来身体を支えるお尻や太もも裏の筋肉が十分に働かず、太もも前側の筋肉を過剰に使っていました。
さらに足関節も硬く、歩行や階段動作で膝に負担が集中しやすい状態でした。
このような身体のバランスの崩れによって、変形のある膝関節に繰り返しストレスが加わり、炎症や痛みにつながっていたと考えられます。また、炎症によって関節に水がたまると、膝の張りや動かしにくさ、痛みをさらに強めることがあります。
そのため、膝だけではなく、腰・骨盤・股関節・足関節まで含めて身体全体の機能を整え、膝にかかる負担を減らしていくことが重要なケースでした。
■施術の内容
施術では膝だけにアプローチするのではなく、膝への負担を減らすことを目的に、腰・骨盤・股関節・足関節まで含めて調整しました。
・骨盤・腰椎、股関節の調整
骨盤や腰椎のゆがみ、股関節の動きの制限を調整し、歩行時や階段で股関節を使いやすい状態にしていきました。
・太もも前側の筋肉へのアプローチ
身体を支えるために過剰に使われ、硬く伸びにくくなっていた太もも前側の筋肉に緩和操作を行いました。
・足関節の調整
足関節が硬く背屈が制限されていたため、足首の動きやアライメントを調整し、膝への負担軽減を図りました。
・腸腰筋・殿筋へのアプローチ
股関節や姿勢を支える腸腰筋・殿筋などが働きやすくなるよう調整しました。
必要に応じてハイボルテージも使用し、太もも前側だけに頼らず、体幹や股関節周囲の筋肉を使って身体を支えられる状態を目指しました。
■施術後の経過
初回のカイロプラクティック施術後、右膝の痛みはほとんど感じなくなり、左膝も多少違和感が残る程度まで軽減しました。
来院時には階段を前向きに下りることが難しく、後ろ向きで下りていましたが、施術後の帰りには前向きのまま階段をスタスタと下りることができました。
その後も膝だけではなく、慢性的な腰痛や骨盤・股関節・足関節の問題を含めて継続的に施術を行いました。
約3か月後には、日常生活では膝の痛みをほとんど気にすることなく、快適に過ごせる状態まで改善しました。
■ポイント
変形性膝関節症では、膝の変形に加えて、股関節や足関節の機能低下、姿勢や筋肉のバランスの崩れが重なることで、膝への負担がさらに大きくなることがあります。
今回も腰痛をかばったことで股関節がうまく使えなくなり、太もも前側や膝に負担が集中していました。
変形そのものを元に戻すことはできませんが、膝だけを見るのではなく、股関節・足関節・骨盤・腰まで含めて身体全体を整え、膝に集中している負担を減らすことが、痛みの軽減や動きやすさにつながると考えています。
※当院の膝痛の施術については詳細ページ 膝痛 専門ページ をご覧ください。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。
カイロプラクティック登録機構(JCR)の認定カイロプラクターとして日本政府の厚生労働省に名簿提出されています。
医師や医療分野のプロフェッショナルの患者様からも推薦を受けています。
浦山 ケビン 博士(PhD)
「私にとってカイロプラクティックは生活の一部であり、単なる治療ではありません。」
Rebecca Mardach 医師
「心と身体の両方にアプローチする重要性を教えてくれました」
阿部 友里香 パラリンピック日本代表
「練習・レース後の疲労回復、パフォーマンスの向上に」
亀井 千瑛 歯科医師
「体の正しい知識に基づいた治療をされています」
松田 枝里 薬剤師
「妊娠時に、薬に頼らず辛い症状を改善することができました」
三加 紗里 管理栄養士
「食事管理だけでは取り除けない不調にもカイロプラクティックが非常に有効」
