カテゴリー:小学生、中学生、高校生の腰痛 » サッカー
16歳、高校生、男性、サッカー歴6年になります。部活でサッカーの練習後、腰に違和感を持つようになりました。次の日に起きたら、腰の違和感はなくなったのでその後もサッカーの練習を続けていました。しかし、練習後の腰の違和感は毎日ではないが度々出るようになり、股関節のつまり感も出てきて、症状が徐々に強く出るようになったので、心配になり病院へ行きました。病院では、レントゲンやMRIなどの画像検査をしたが、特に異常は無いと診断され、サッカーで腰回りの筋肉などを傷めた可能性があると湿布薬としばらくの安静するように指示されました。医師の指示通りサッカーの練習は休み、湿布薬を貼り安静に過ごしました。 それから湿布薬は貼ると少し楽になるが改善することはありませんでした。座った状態や寝た状態から動くと、腰回りが強く張り、痛くて動くのがとてもつらかったです。原因不明の腰痛をどうにかしてほしく来院しました。
<初診時の症状>
・起き上がりや立ち上がりなどの動き出しで腰痛。
・股関節のつまり感。
・動きだしたら少し楽になる。
<施術後の変化>
初回の施術後で動き出しが楽になりました。しかし、張り感と痛みはまだ残っているとのことで、最初の3回までは2~3日に1回のペースで治療に来て頂きました。4回目の来院で張り感はまだ出るが、日常生活は問題なく過ごせるようになったとのこと。以降はホームケアの指導も行ったことでサッカーを再開できるまでに改善しました。現在も、月に1度のペースでメンテナンスを行っています。
<カイロプラクターからのコメント>
この方は、骨盤、股関節の伸展可動域が低下しており、周囲の筋肉(腸腰筋、内転筋群、大腿四頭筋など)が影響を受け、過緊張や短縮のような状態を引き起こしていました。また、胸椎と腰椎の境目あたりの背骨の動きも低下していたため、腰に負担をかけていたと思われます。
アプローチとしてまず、背骨・骨盤・股関節の調整を行いました。これによって使いやすい骨格を取り戻します。さらに影響を受けた筋などを調整しました。これらのアプローチにより滑らかに動かせる体へと変えていきました。
さらに、立ち上がり動作を評価した際に、前ももの筋肉にあたる大腿四頭筋を使う癖もあり、股関節や膝を伸ばす際に殿筋やハムストリングス使うような指導も行うことで、再発しにくい使い方を覚えて頂きました。