剣道のパフォーマンス向上

20代、男性、大学生

中学生から剣道をしており、高校1年生ごろから「下腹部に力が入りづらい」と感じ始めた。その時は、筋トレをして維持してきたが、2年生になって踏み出しがワンテンポ遅れるようになったそうです。ジムでトレーナーさんからコアトレーニングを指導されたが、「下腹部に力が入りづらい」などの感じはあまり変わりませんでした。さらに練習を重ねるごとに下手になっていると感じ、剣道仲間からも「練習しない方が強いね」と言われたこともありました。このままではいけないなと思い、知人から聞いたカイロプラクティックを受けてみようと思い、当院に来院されました。

 

<来院時の悩み>

・下腹部に力が入りずらい。

・踏み出しがワンテンポ遅れる。

・トレーニングしても変わらない。

 

<施術後の経過>

初診のため問診を行い、神経学的・理学的・整形外科的な徒手検査で確認したが異常は見られなかった。今回はパフォーマンス改善を希望されていたので、筋骨格系の機能低下の有無を確認しました。

 

◎ 一般医学的検査

整形外科的検査では、足の長さに左右差があるなどの構造的(先天的)な異常はみられなかった。

 

◎ カイロプラクティック的な検査

普段と手足を逆に構えて素振り動作をしたところ強い安定感があった。

 

姿勢の側面分析は、脊柱の生理的弯曲の乱れ。

後面分析は各部位(耳・肩・肩甲骨・骨盤・大転子)に左右の高低差がありました。

 

可動域検査は、体幹の屈曲・伸展制限がみられました。

股関節の左右差で制限も強く、特に背骨・骨盤・股関節の可動性と連動性が低下していました。 脊柱・骨盤・股関節周辺の筋群に短縮などのアンバランスな状態が確認された。

 

立位で施術者が押して抵抗できるか確認する検査では、左下肢の不安定の兆候がみられました。

 

左片足立ちで、開眼・閉眼時にふらつきを確認。

 

下肢の不安定が顕著なため、足部・膝も評価を行いました。右足部の 過剰回内足(オーバープロネーション)、がみられた。

 

肩・肘・手首も評価をしたところ機能の得意動きと不得意な動きの癖がついていました。

 

◎ 評価

逆に構えて素振り動作をしたところ強い安定感を感じたことは、機能的な大きな左右差が生じ、下図の骨盤の動きが苦手になっているている兆候と判断しました。

脊柱・骨盤・股関節の機能低下から、それに伴う筋のアンバランな状態が慢性化し短縮していると考えられました。また、過剰回内足などの足部の機能低下も確認されました。

これらの機能低下から、体の位置などを測る固有感覚が乱れていることが疑われました。

◎ 治療

まず脊柱や骨盤の機能低下がみられたため、それらの調整を行いました。筋短縮などのアンバランスもあったためバランスを整えました。ただし、筋短縮は来院の治療だけでは改善が難しいため、ストレッチなどのセルフケアを指導しました。

初診後の感覚がとてもよかったそうです。

その後の継継的な治療は、体の使い方を改善するため、脳に良い使い方を上書きする意味でも、8回までは週1での治療を行いました(2ヶ月)。

以降は来院間隔を2週間に延ばし、強度を上げたセルフケアを指導しました。

15回目(6ヶ月目)以降は、月に1回のメンテナンスに移行しました。

 

<カイロプラクターからのコメント>

剣道は、体全体の「ねじね運動」になります。そのため、筋骨格系の機能に左右差が生じやすいです。「下腹部に力が入りずらい」「踏み出しがワンテンポ遅れる」「トレーニングで変わらない」など体が使いずらくなっている兆候がうかがえました。この状態で練習や筋力増強を行ってもあまり意味がありません。ケアで大切なことは、使いやすい体を作るために、神経・筋・骨格の機能を取り戻すことでした。普段の練習とは別に神経筋骨格系の機能回復のトレーニングをお願いしました。そうすることで、安定感と瞬時に動ける体を取り戻し、剣道のパフォーマンス改善につながりました。

 

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