■来院時の悩み
37歳男性の方です。
平日は会社員としてデスクワークをされており、趣味でトライアスロンに取り組んでいます。
5年前、トレーニング後に体調を崩し、ぎっくり腰を発症しました。
その後、整体などに通い、2週間ほどで日常生活では動けるようになりましたが、朝起きた時の腰の痛みだけは残っていました。
今回、久しぶりにトレーニングを行ったところ、以前から残っていた朝の腰痛がいつも以上に強くなりました。
数日経っても症状が軽減する様子がなく、2か月後にはトライアスロンの大会を控えていたため、トレーニングを続けながら何とか改善したいとのことで来院されました。
■来院時の状態
- 左腰にうずくような痛み
- 朝起きた時に腰痛が強く出る
- トレーニング後に症状が悪化する
- 反り腰傾向が強い
- 骨盤・下半身のバランス低下
- 下半身前面の筋肉の強い緊張
- デスクワークによる長時間座位
- 股関節や骨盤周囲の柔軟性低下
- 腰部の安定性低下
■カイロプラクターの分析
今回のケースでは、トライアスロンによるトレーニング負荷と、長時間のデスクワークによる身体の硬さが重なり、腰部への負担が高まっていたと考えました。
特に、下半身の筋肉の緊張が強く、中でも太もも前面を中心とした前側の筋肉群が非常に硬く、伸びにくい状態になっていました。
また、普段のお仕事では座っている時間が長く、身体が「座った状態のまま硬くなる」ような傾向があり、身体の前後バランスが徐々に崩れていました。
その結果、反り腰が強くなり、腰部へ負担が集中しやすい状態になっていました。
このように前後バランスが崩れ、腰部への負荷が高まった状態でトレーニングを続けていたことが、最初にぎっくり腰を発症した大きな要因の一つと考えられます。
さらに、ぎっくり腰で痛めた組織を守るために、周囲の筋肉が過剰に緊張し、腰部が敏感な状態のまま残っていました。
腰の安定性も十分に回復しきっていなかったため、日常生活では問題なく動けても、朝起きた時やトレーニング後に症状が繰り返し出ていたと考えられます。
反り腰を強調している筋肉や筋膜、骨盤・背骨の機能を整え、身体の前後バランスを改善していくことが回復には必要なケースでした。
■施術の内容
施術では、痛みが出ている腰だけではなく、なぜ腰に負担が集中しているのかを確認しながら、骨盤・背骨・下半身全体のバランス改善を行いました。
・骨盤・背骨へのアプローチ
反り腰や身体の前後バランスに影響している骨盤・背骨の動きを確認し、正しく機能しにくくなっている部分へアプローチを行いました。
腰だけで負担を受けないよう、背骨と骨盤全体が連動して動ける状態を目指しました。
・下半身の筋肉・筋膜へのアプローチ
トライアスロンのトレーニングによって硬くなっていた下半身、特に太もも前面や股関節周囲の筋肉・筋膜へアプローチしました。
前側の筋肉の緊張を緩和することで、反り腰を強調する負担を軽減していきました。
・股関節周囲の柔軟性改善
デスクワークによって股関節周囲の動きが低下していたため、股関節がスムーズに動ける状態へ調整しました。
股関節の動きが改善することで、ランニングやバイク時に腰だけへ負担が集中しにくい身体づくりを行いました。
・腰部の安定性改善
ぎっくり腰後に残っていた腰部の不安定さを考慮し、周辺の筋肉が過剰に緊張しなくても身体を支えられる状態を目指しました。
・トレーニングを続けながらの調整
2か月後に大会を控えていたため、完全にトレーニングを休むのではなく、練習量や強度を調整しながら施術を進めました。
症状の経過を確認しながら、少しずつトレーニング強度を上げていきました。
■施術後の経過
初回のカイロプラクティック施術後は、一時的に右腰に違和感が出ましたが、一晩経つと改善しました。
もともとの左腰の痛みも軽減しました。
2か月後の大会を目標としていたため、トレーニング量は減らしたものの、完全に休むことなく施術を継続しました。
そのため、練習後に腰の痛みが出ることもありましたが、身体の状態を確認しながら施術とトレーニング調整を続けました。
計10回の施術で腰痛は改善し、その後はトレーニング強度を上げても痛みが出にくい状態になりました。
最終的には予定していたトライアスロンの大会にも出場し、無事に完走することができました。
■ポイント
スポーツによる腰痛は、腰だけを見ていても改善しにくいことがあります。
今回のように、トライアスロンによる下半身の筋肉疲労と、デスクワークによる長時間の座位姿勢が重なると、身体の前後バランスが崩れやすくなります。
特に、太もも前面や股関節周囲の筋肉が硬くなると反り腰が強調され、腰部への負担が増加します。
また、一度ぎっくり腰を経験すると、痛めた組織を守るために周囲の筋肉が過剰に緊張し、その状態が長く残ることがあります。
そのため、単に痛みを取るだけではなく、なぜ腰痛が繰り返されるのかを考え、背骨・骨盤・筋肉・筋膜などを確認しながら、身体全体のバランスを改善していくことが重要です。
カイロプラクティックでは症状の軽減だけでなく、スポーツを続ける方がより良い状態で競技に取り組めるよう、パフォーマンス向上や再発予防まで含めた身体づくりをサポートしていきます。
※当院の骨盤矯正については、詳細ページの骨盤矯正専門ページをご覧ください。
※実際に当院で施術を受けられた方の改善レポートは、治療事例一覧からご確認いただけます。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得/WHO公認のカイロプラクターです。
カイロプラクティック登録機構(JCR)の認定カイロプラクターとして、日本政府の厚生労働省に名簿提出されています。
医師や医療分野のプロフェッショナルの患者様からも推薦を受けています。
浦山 ケビン 博士(PhD)
「私にとってカイロプラクティックは生活の一部であり、単なる治療ではありません。」
Rebecca Mardach 医師
「心と身体の両方にアプローチする重要性を教えてくれました」
阿部 友里香 パラリンピック日本代表
「練習・レース後の疲労回復、パフォーマンスの向上に」
亀井 千瑛 歯科医師
「体の正しい知識に基づいた治療をされています」
松田 枝里 薬剤師
「妊娠時に、薬に頼らず辛い症状を改善することができました」
三加 紗里 管理栄養士
「食事管理だけでは取り除けない不調にもカイロプラクティックが非常に有効」