カテゴリー:慢性的な肩こり・首の痛み
1年生の時から慢性的に肩凝りがあり、時々後頭部からこめかみ付近に頭痛がでてくることがあります。現在は頭痛はありません。普段は勉強する時間が長いため、部活動や習い事はしていません。半年前に病院でストレートネックと診断されて、痛み止めを処方されましたが、効果が切れるとすぐ症状が戻ってしまいます。少しでも改善に近づけられたらと思い、来院しました。
<初診時の症状>
・肩凝り、時々後頭部からこめかみ付近に頭痛
・ストレートネック
・左右巻き肩で頭が全体的に前方に傾いている(猫背姿勢)
・頚部屈曲時に首後ろと背中の突っ張り感、伸展時に頚胸移行部付近につまり感
・脊柱起立筋、上部僧帽筋、後頭下筋などの筋緊張
<施術後の経過>
初診時は問題の見つかった脊柱や骨盤の歪みに対して、カイロプラクティック治療を行った。また、脊柱起立筋や上部僧帽筋といった緊張の強かった筋肉に対してもリリースとストレッチを行いました。施術後は、首の動きがスムーズになり、検査時に出ていた症状はなくなっていました。また、姿勢も首や肩の位置が正しい場所にあり、本人もスッキリした表情をされてました。正しい姿勢を指導し、緊張の強い筋肉のストレッチも指導しました。2回目の施術は1週間後で、前回よりも凝り感は軽減しており、首の可動域も問題ありませんでした。頭痛もこの1週間はありませんでした。頭痛はなくなったものの、肩凝りは残っていたので、その後、3回ほど続けて見せてもらい、肩凝りもほとんどなくなりました。今はメンテナンスで3週間に1回くらいのペースでみせてもらっています。
<カイロプラクターからのコメント>
今回の症状は、勉強の姿勢が常に首が前方、背中が丸くなることが多いため、猫背姿勢が癖となって首、肩、背中に負荷がかかるような状態でした。そのため、猫背に繋がる胸筋が固まったり、首の後ろの筋肉が緊張しているだけでなく、顎を引く筋肉(頸椎屈筋群)、胸を開く筋肉(背筋)が弱くなっていました。施術では頚椎と頚胸部、首肩の筋肉の緊張を中心に、肩、背中の張りに対するアプローチを行いました。
この方のように子供では勉強、大人だとデスクワークで長い時間作業している方だと、つい前のめりになってしまうことはあります。しかし、成長期である子供が、不良姿勢の状態で成長すると、後に慢性的な首肩凝りや五十肩のような症状を発症するリスクが高くなります。お子さんの姿勢で少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。