女性、デスクワーカー
長年ゴルフをしており、体のメンテナンスで日頃通っています。毎回のゴルフも楽しく、パフォーマンスをさらに向上させていとのことでした。頚椎椎間板ヘルニアの既往がありました。
・練習やラウンド後に殿部と膝裏に疲労感。
・腕や首・肩周りも重だるさがでる。
・スイング途中に安定感が欲しい。
<施術後の経過>
◎ カイロプラクティック的な検査
姿勢の側面分析は、脊柱の生理的弯曲の消失がみられた。猫背姿勢。
可動域検査では、胸椎と肩甲骨の連動性の低下。
大腿四頭筋と下腿三頭筋における筋の伸長制限。
下肢の内転筋群の筋硬化や殿筋の筋弱化も確認されました。
機能的な右足部の回内足(プロネーション、扁平足)、左足部の回外足(スピネーション)状態が見受けられました。
◎ 評価
機能評価では、殿筋とハムストリングスが使えていない可能性がありました。そのため、大腿四頭筋や下腿三頭筋が過度に使われ、膝に捻じれが生じ、疲労感も強くパフォーマンスの安定感に影響を感じたと思われました。
体全体の評価として、胸椎と肩甲骨の連動性の低下、下位交差性症候群における股関節・骨盤の機能障害。また、足部の機能障害が疑われました。
◎ 治療
これまでと同じ骨盤・脊柱とそれに付随する筋バランスの調整を行いました。追加治療は足部。ホームケアでは股関節のストレッチとフォームローラーでのリリースを指導しました。
この方は、メンテナンスで週1回のケアをされています。
初回ケアで、殿筋に収縮を感じるようになったが、パフォーマンスの変化までは感じないとのことでした。
4回目のケアでは、軽い感覚のスイングで飛距離がベストに近い状態になったそうです。
ケアの回数を重ねるごとに、力まないで安定感したスイングが出てきたそうです。ただし、脳と体のつながりは徐々に行われるので、無理しないように指導しました。殿筋の筋力検査では、がっちりとした安定感が出てきました。
<カイロプラクターからのコメント>
この方は、ゴルフのスポーツ障害ではないですが、身体の機能低下がパフォーマンスの低下をもたらしたと考えられます。機能改善を行えれば、力まず余裕のある状態で結果を残せるようになります。スポーツケアで大切なことは、無理な筋力増強は必要なく、ファンクショナルなケアとトレーニングが大切になります。
12twelveカイロプラクティックは身体を整える「整体」のプロフェッショナルです。飯田橋の整体でお探しの方は是非ご相談ください。