カテゴリー:首の痛み・肩こり
■来院時の悩み
49歳の歯科医師の方が、後頭部の痛みと肩こりを訴えて来院されました。
1週間ほど前から後頭部に痛みを感じ始め、左右両側とも首を動かすと「ピキピキ」とした痛みが出る状態でした。
お仕事柄、一日中下を向いた姿勢を続けることが多く、長時間同じ姿勢を続けていると、首や後頭部が重くなってくるとのことでした。
また、以前から肩こりも慢性的に感じていたそうです。
■初診時の状態
- 首を動かすと後頭部がピキピキ痛む
- 長時間下を向くと後頭部が重くなる
- 慢性的な肩こり
- 首が前に出た姿勢(フォワードヘッド)
- 巻き肩
- 猫背姿勢
- 胸椎の可動性低下
- 肩甲骨まわりの筋緊張と可動性低下
- 骨盤の歪み
■カイロプラクターの分析
この方は、歯科医師という職業柄、長時間頭を前に倒した姿勢を続けることが多く、首や肩へ非常に大きな負担がかかっていました。
特に、首が前に出るフォワードヘッド姿勢と巻き肩が強くみられ、いわゆる「上位交差症候群(Upper Cross Syndrome)」と呼ばれる、上半身の筋肉バランスが崩れた状態になっていました。
その結果、首の前側の筋肉が短縮し、後頭部付近の筋肉は常に引っ張られる状態となり、後頭部痛や肩こりを引き起こしていたと考えられます。
また、胸椎(背中の背骨)の可動性低下や肩甲骨周囲の筋肉の硬さも強く、肩甲骨の動きが悪くなっていました。
本来であれば胸椎や肩甲骨が分担するべき動きや負荷を、首だけで代償してしまっていたため、首や後頭部へのストレスがさらに増加していた状態でした。
さらに、座りっぱなしの仕事によって骨盤にも歪みが生じており、身体全体のバランスが崩れることで、より首へ負担が集中していたケースでした。
■施術の内容
施術では、首や後頭部だけでなく、姿勢全体のバランス改善を目的としてアプローチを行いました。
・首・肩・後頭部へのアプローチ
首・肩・後頭部周囲の過緊張を起こしている筋肉を緩和し、筋肉への負担を軽減しました。
・胸椎・肩甲骨の調整
胸椎の硬さや肩甲骨の可動性低下が強くみられたため、背中や肩甲骨周囲の動きを改善し、首だけへ負担が集中しない状態へ整えていきました。
・骨盤の調整
長時間の座位姿勢による骨盤の歪みもみられたため、身体全体のバランスを整える目的で骨盤への調整も行いました。
・姿勢改善へのアプローチ
フォワードヘッド姿勢や巻き肩による負担を軽減するため、猫背姿勢改善のためのエクササイズも指導しました。
・セルフケア指導
特に短縮していた首の前側の筋肉に対しては、自宅で行えるストレッチを指導し、仕事による負担を軽減できるようにしました。
また、肩甲骨や胸椎の柔軟性を高めるセルフエクササイズも継続して行っていただきました。
■施術後の経過
1回目の施術後は、「頭が軽くなった感じがする」とのことで、首や後頭部の重さが軽減しました。
2回目に来院された際には、症状はかなり改善していましたが、長時間同一姿勢を続けると重さが残る状態でした。
その後も施術を継続しながら、仕事中のセルフケアやストレッチを取り入れていただきました。
現在では、長時間の診療後に多少の重さは残るものの、以前のような強い後頭部痛や肩こりは大きく軽減しています。
また、辛くなった際もストレッチを行うことで症状をコントロールしやすくなっています。
■ポイント
歯科医師のように長時間前傾姿勢を続ける職業では、首・肩・後頭部へ非常に大きな負担がかかります。
特に、フォワードヘッド姿勢や巻き肩、胸椎や肩甲骨の可動性低下があると、首だけで身体を支える状態になり、慢性的な頭痛や肩こりにつながることがあります。
そのため、単に首をほぐすだけでなく、胸椎・肩甲骨・骨盤を含めた全身バランスを整えることが重要になります。
また、仕事中の姿勢改善やセルフケアを継続することも、症状の再発予防には非常に大切です。
※当院の肩こりケアを受けられた方の改善レポートは、[肩こりの治療事例一覧]からご確認いただけます。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。
カイロプラクティック登録機構(JCR)の認定カイロプラクターとして日本政府の厚生労働省に名簿提出されています。
医師や医療分野のプロフェッショナルの患者様からも推薦を受けています。
浦山 ケビン 博士(PhD)
「私にとってカイロプラクティックは生活の一部であり、単なる治療ではありません。」
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