■来院時の悩み
31歳男性の方が、1ヶ月ほど続く首の痛みを訴えて来院されました。
症状は右側の首を中心に出ており、「寝違えたような痛み」が1ヶ月ほど改善せず続いている状態でした。
普段から痛みは感じていましたが、特に首を動かすと強く痛みが出ていました。
様々な方向への動きで痛みがありましたが、特に左へ首を倒した時に強い痛みが出ていました。
また、寝返り時にも痛みがあり、ゴルフ後は症状が悪化する状態でした。
湿布などを貼りながら過ごしていたところ、発症初期よりは少し改善した感覚はありましたが、ピーク時の8割程度は症状が残っている状態でした。
ゴルフをされているため、「できるだけ早く治してプレーしたい」とのことで来院されました。
■初診時の状態
- 左側屈で強い首の痛み
- 首を反る・回旋する動作でも痛み
- 寝返り時の痛み
- ゴルフ後に悪化
- 猫背姿勢
- クレーンネック(頭部前方突出姿勢)
- 胸椎・胸郭の可動性低下
- 肩甲骨の可動性低下
- 肩甲骨周囲〜上腕・前腕の筋緊張
■カイロプラクターの分析
今回の症状は単純な寝違えというよりも、首へ負担が集中しやすい身体の状態が背景にあるケースでした。
特に強かったのが、胸椎や胸郭の可動性低下です。
本来であれば胸椎や胸郭が十分に動くことで、首への負担を分散できます。
しかし、この方は胸椎や胸郭の動きが固くなっていたため、代償的に頸椎が過剰に動かなければならない状態でした。
さらに、クレーンネックや猫背も強く、頸椎が常に不安定な状態になっていました。
また、肩甲骨周囲だけでなく、上腕〜前腕まで含めた筋肉・筋膜の柔軟性も低下していました。
ゴルフでは胸椎・胸郭・肩甲骨の回旋動作が重要になりますが、それらが十分に機能しない状態でプレーを続けていたため、頸部へのストレスが増加していたと考えられます。
結果として、寝違えやすく、さらに治りにくい状態になっていたケースでした。
■施術の内容
施術では、痛みが出ている首だけではなく、頸部へ負担をかけている周辺機能の改善を中心に行いました。
・頸部周囲へのアプローチ
過緊張を起こしている首周囲の筋肉へアプローチし、痛みを誘発しているストレスを軽減しました。
・胸椎・胸郭へのアプローチ
胸椎や胸郭の動きを改善し、頸部だけへ負担が集中しない状態へ整えていきました。
・肩甲骨の可動性改善
肩甲骨周囲の筋肉や関節の動きを改善し、上半身全体の連動性を高めました。
・筋膜・筋肉へのアプローチ
肩甲骨周囲だけでなく、上腕・前腕まで含めた筋肉や筋膜へアプローチを行い、上肢全体の負担を軽減しました。
・姿勢改善へのアプローチ
クレーンネックや猫背が強かったため、姿勢改善のためのエクササイズ指導も行いました。
・セルフケア指導
自宅で行えるストレッチを指導し、ゴルフや日常生活でも首へ負担がかかりにくい状態づくりを行いました。
また、トレーニング方法やスポーツ動作についても調整を行いました。
■施術後の経過
初回施術後には、痛みは残るものの首の可動域が改善し、痛みも軽減しました。
週1回以内の頻度で施術を継続しました。
3回目の施術後には、普段の痛み・動作時の痛みともに消失しました。
現在は、スポーツパフォーマンス向上と身体のメンテナンスを目的として定期的に来院されています。
その後も再発なく過ごされているとのことでした。
■ポイント
寝違えのような首の痛みは、必ずしも首だけが原因とは限りません。
特に、胸椎・胸郭・肩甲骨の動きが低下すると、その代償として頸部への負担が増え、寝違えや慢性的な首痛を起こしやすくなります。
また、肩甲骨だけでなく、上腕や前腕を含めた上肢全体の柔軟性や機能低下も重要です。
上肢の筋肉や筋膜が硬くなると、肩甲骨の動きが制限され、結果として首まわりの筋肉が過剰に働かなければならなくなります。
特にゴルフのように、肩甲骨・胸郭・腕を連動させながら回旋動作を行うスポーツでは、胸郭や肩甲骨だけでなく、腕全体の柔軟性や機能低下も頸部への負担を増加させる要因になります。
そのため、首だけを施術するのではなく、胸椎・肩甲骨・上肢・姿勢・身体の使い方まで含めて改善していくことが重要になります。
※当院の首の痛み・肩こりについては詳細ページ 首の痛み・肩こり専門ページ をご覧ください。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。
カイロプラクティック登録機構(JCR)の認定カイロプラクターとして日本政府の厚生労働省に名簿提出されています。
医師や医療分野のプロフェッショナルの患者様からも推薦を受けています。
浦山 ケビン 博士(PhD)
「私にとってカイロプラクティックは生活の一部であり、単なる治療ではありません。」
Rebecca Mardach 医師
「心と身体の両方にアプローチする重要性を教えてくれました」
阿部 友里香 パラリンピック日本代表
「練習・レース後の疲労回復、パフォーマンス向上に」
亀井 千瑛 歯科医師
「体の正しい知識に基づいた治療をされています」
松田 枝里 薬剤師
「妊娠時に、薬に頼らず辛い症状を改善することができました」
三加 紗里 管理栄養士
「食事管理だけでは取り除けない不調にもカイロプラクティックが非常に有効」
