2か月程前に腰が痛くなってから、しばらく続いており、10日前にぎっくり腰を発症しました。仕事は普段座ること多く、主に前傾姿勢で仕事をすることがほとんどです。今回は前傾姿勢の状態から身体を起こす際に、発症しました。当初よりも、痛みは軽減していますが、動作時や寝返りをする時、背中や腰にこわばる様な感じがあって、動かしづらいです。過去にも何回かぎっくり腰を起こしたことがあるので、体幹の筋力も弱くなっている感じがします。
<来院時の症状>
・長時間同じ姿勢や動作時に腰に痛みが強く出る
・前屈と伸展動作でそれぞれ痛みが出るが、特に前屈の動作が辛い
・腸腰筋、殿筋群、下肢の筋肉の低下
・反り腰姿勢が強く、特に右骨盤の前傾が強い
<施術後の経過>
初回の施術は、仰向けと横向きの状態で行い、腰の痛みを最小限に抑える状態で行いました。主に腸腰筋、殿筋群、内転筋群といった、腰部、骨盤、股関節の連動性を高めるように施術を行いました。施術後は動作時の痛みは軽減していましたが、痛みは完全に消失していないため、それぞれ動作で身体がこわばる状態と可動制限がありました。2回目の施術は4日後で、初回よりも身体が軽くなっていて、仕事や寝ている時もとても楽になっていました。まだ痛みは少し残っているので、引き続き初回の施術と全体的な姿勢の改善を戻す施術を行いました。施術後の痛みはほぼ解消し、前屈、伸展などの動作も痛みは見られませんでした。現在も月に1回の頻度でメンテナンス治療を継続しています。
<カイロプラクターからのコメント>
今回の症状は、インナーマッスルの筋肉の一部でもある腸腰筋の機能不全の原因で、周囲の筋肉がかばうように筋緊張を起こしてしまったことから、発症したと考えられました。インナーマッスルの筋肉が低下すると、身体のバランスが崩れ、周辺の筋肉が緊張を起こし、骨格の歪みも生じることから、姿勢も大きく崩れてしまいます。この方の場合、過去にもぎっくり腰を起こしたこともあるため、インナーマッスルの筋力が弱まっていることから、腰部、殿部の筋肉がかばうように過緊張な状態を起こしていたと思います。
2回目の施術後に再発予防のため、インナーマッスルのストレッチやエクササイズと姿勢の修正を指導しました。現在もしっかり行っているので痛みの再発は出ていないそうです。
腰痛が少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。