昨日の仕事帰りの歩行中に突然腰にピキッとする感じで、腰に痛みが出始めました。現在も動くたびに腰に響く感じがします。もともとデスクワークによる長時間での座り作業や朝起き上がる瞬間の時、椅子から立ち上がる時でも腰に痛みを感じることはありました。ぎっくり腰は2年程前に1度起こしたことがあります。最近は仕事も忙しく、パソコンと向き合っていることが多くて休む時間を忘れることがよくあります。これ以上腰の負担を大きくするのも心配になり、来院しました。
<初診時の症状>
・歩行で腰痛
・長時間での座り作業で腰痛
・朝起き上がる瞬間に腰痛
・椅子から立ち上がる時に腰痛
<施術後の変化>
初回の施術後で腰に響く状態は軽減しましたが、炎症起こしている筋肉の緊張はまだ残っている状態でしたので、3日後に再来院して頂きました。その後の状態は仕事時や日常の中で少し痛みがあるぐらいまで軽減しました。しばらく週に1回のペースを5回行い、腰の痛みはさらに軽減していました。現在は痛みは消失し、月に1回のペースでメンテナンス治療を行っています。
<カイロプラクターからのコメント>
この方は、骨盤、股関節の可動域が低下していることにより、周囲の筋肉(腸腰筋、内転筋、殿筋群など)が過緊張を起こしている状態でした。また、胸椎と腰椎の境目あたりの背骨も固まっていたため、腰に負担をかけていたと思います。
施術では腰部への負担がかからないよう注意しながら行いました。また、腸腰筋の緊張が強いため、最初はハイボルテージによる電気治療を使い緩和させてから、脊柱、骨盤、股関節の可動性を高めるように施術をすすめました。3回目以降からはインナーマッスルの強化を自宅内で行えるように指導をしました。元々弱くなっていた筋肉なので、スムーズにできるほどではありませんでしたが、日々トレーニングを行っていたことにより、現在は痛みは消失し、仕事中や歩行、自宅内での腰痛もまったく感じないそうです。このように適切なトレーニングができていれば、ほとんどの場合は腰や身体全体に負担のない状態を維持できるようになります。