■来院時の悩み
3日前の朝、身支度中に床の物を取ろうとかがんだ際、ぎっくり腰を発症された方が来院されました。
その一週間前にも一度ぎっくり腰になっており、発症直後にアイシングや湿布などの処置を行い、無理をせずに安静にしていました。
その影響もあってか、一週間をかけて徐々に痛みが軽減している感覚があったそうです。
しかし、ゴルフの予定が入っていたため、まだ痛みが残っていましたが、痛み止めを服用し、コルセットを装着してプレーしたところ、翌朝の着替え時に再度ぎっくり腰を発症してしまいました。
また以前から、長時間座っていると背中に強い張りや痛みを感じることが多かったとのことでした。
■初診時の状態
- 腰の痛みで前かがみができない
- うつ伏せで膝を曲げると腰が痛む
- 仰向けで膝を曲げると腰が痛む
- 仰向けで両脚を上げると腰が痛む
- 股関節の柔軟性低下
- 胸椎・胸郭の可動性低下
- 長時間座位で背中が張る
■カイロプラクターの分析
今回の症状は、典型的なぎっくり腰(急性腰痛)のケースでした。
特に腰仙部(腰と骨盤の境目)へ強いストレスが加わっている状態であり、その周囲の筋肉や関節が防御的に過緊張を起こしていました。
また、この方は股関節の柔軟性が低下しており、お尻の筋肉(殿筋群)をうまく使えていない状態でした。
本来、身体をかがめる動作では股関節で「ヒンジ動作」を作りながら負荷を分散します。
しかし股関節が十分に動かないことで、代わりに腰を丸めて動作を行っており、その結果、腰部への負担が非常に大きくなっていたと考えられます。
さらに、胸椎や胸郭全体の可動性低下もみられ、体幹筋の働きが低下していました。
ゴルフ動作では股関節や胸郭の回旋が非常に重要ですが、それらが十分に機能しない状態でスイングを繰り返したことで、腰だけで身体を捻るような動きになり、腰仙部へ強い負担が集中していたと考えられます。
また、長時間座っていると背中が張るという症状からも、以前から身体全体の可動性低下や体幹機能低下が存在していた可能性が高いケースでした。
■施術の内容
急性期であったため、まずは患部へ過度な刺激を加えず、腰仙部へのストレスを軽減することを目的に施術を行いました。
・股関節へのアプローチ
股関節周囲の筋肉や筋膜の硬さを緩和し、スムーズに股関節が動く状態へ調整しました。
特に、お尻の筋肉が働きやすい状態を作ることで、腰への負担軽減を図りました。
・胸椎・胸郭へのアプローチ
胸椎や胸郭の動きが低下していたため、周囲組織へゆっくりと可動性をつけ、体幹全体が連動しやすい状態へ整えていきました。
・骨盤の調整(カイロプラクティックアジャストメント)
急性期のため痛みを確認しながら、無理のない範囲で骨盤の調整を行いました。
急性期の痛みが落ち着いてきたタイミングで、骨盤や腰椎に対してよりしっかりとアジャストメントを行い、関節機能の改善を図りました。
・動作指導
再発予防のため、しゃがみ動作や前かがみ動作の指導も行いました。
特に、腰だけを丸めるのではなく、股関節のヒンジ動作を意識して動くことを指導しました。
また、不用意に腰を丸めないよう、日常生活動作についてもアドバイスを行いました。
■施術後の経過
1回目の施術後には、うつ伏せで膝を曲げた際の腰痛が消失しました。
また、仰向けで膝を曲げた時の痛みも改善しました。
2回目では、仰向けで両脚を上げる動作が可能となり、前かがみ時の痛みも軽減しました。
3回目の施術後には、どの体勢でも痛みが出ない状態まで改善しました。
現在は、再発予防を目的として、身体全体の可動性改善や体幹機能向上を中心に継続的な施術を行っています。
■ポイント
ぎっくり腰は単なる「腰の問題」だけではなく、股関節や胸郭の動き、体幹機能の低下などが背景にあるケースも少なくありません。
特にゴルフのように身体を大きく回旋するスポーツでは、股関節や胸郭が十分に動かないと、腰だけで捻る動作になりやすく、腰痛やぎっくり腰につながることがあります。
そのため、急性期の痛みを抑えるだけでなく、股関節・胸郭・骨盤など全身の機能改善を行うことが、再発予防には非常に重要になります。
また、日常生活動作やしゃがみ方などの身体の使い方を見直すことも、腰への負担軽減につながります。
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当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。
カイロプラクティック登録機構(JCR)の認定カイロプラクターとして日本政府の厚生労働省に名簿提出されています。
医師や医療分野のプロフェッショナルの患者様からも推薦を受けています。
浦山 ケビン 博士(PhD)
「私にとってカイロプラクティックは生活の一部であり、単なる治療ではありません。」
Rebecca Mardach 医師
「心と身体の両方にアプローチする重要性を教えてくれました」
阿部 友里香 パラリンピック日本代表
「練習・レース後の疲労回復、パフォーマンスの向上に」
亀井 千瑛 歯科医師
「体の正しい知識に基づいた治療をされています」
松田 枝里 薬剤師
「妊娠時に、薬に頼らず辛い症状を改善することができました」
三加 紗里 管理栄養士
「食事管理だけでは取り除けない不調にもカイロプラクティックが非常に有効」
