4年前に腰痛と右足に痺れがあり、仕事中や歩行時もとても辛い時がありました。当時は別の治療院に通っていて、メンテナンスを重ねて改善しました。今回の症状も前回と似ていて、半年前から発症しました。痺れは常に出ていて、立ちっぱなしになるとより辛いです。腰の痛みは、起床時に痛みが強く、長時間同じ姿勢でいると痛みが強くなります。
<初診時の症状>
・腰痛
・右足外側の痺れ(L5デルマトーム領域)
・SLRテスト陰性(腰の痛みが増す、痺れは変わらず)
・立位での伸展時痛(腰を反らすと痛み、痺れは変わらず)
・腰椎の前弯が過剰
・骨盤前傾
・脊柱起立筋の過緊張から腸腰筋などの短縮
<施術後の経過>
初回の施術は、腰椎、骨盤の関節にカイロプラクティック治療を行い、特に下部腰椎の負担を軽減させるように調整しました。施術後は、腰の痛みはやや軽減しましたが、痺れはあまり変わらないままでした。2回目の施術は1週間後で、3~4日程は調子が良かったですが、腰の痛みは戻りつつあり、痺れも変わらずありました。施術内容は変えず、週に1回のペースをさらに3回行いました。3回目の来院時には、腰痛はさらに軽減していて、痺れも弱くなっている状態でしたが、6日間程経つと症状を感じてくる状態でした。5回目の来院時には、腰部伸展時の痛みと痺れの症状はほぼ消失していました。それから治療期間を伸ばしていき、現在は月に1回のペースでメンテナンス治療を行っています。
<カイロプラクターからのコメント>
この方の症状は、腰椎の関節(椎間関節)が負荷がかかっている状態になると、その部位に関連した領域に痛みと痺れを起こす椎間関節症候群と考えられました。カイロプラクティック治療では、椎間関節や骨盤の関節などのアプローチをすることをとても得意としています。この方の場合も、腰椎の過剰前弯と骨盤前傾が改善し、姿勢矯正を行うことができました。根本的にアプローチを行うことで、負荷がかからず、全体的にバランスのとれた状態にすることが可能になります。少しでも気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。