カテゴリー:慢性的な肩こり・首の痛み » 腰痛・背中の痛み
タグ:猫背
本記事は、来院理由の主訴ではありませんが、定期的なケアの会話の中でお聞きした内容です。内容は、定期検診で逆流性食道炎の改善がみられると医師から言われた方の2症例になります。
【ケース1】50代、女性、会社員
慢性的な首・肩こりや肩の痛みで悩んでいました。逆流性食道炎の既往歴がありました。主な来院目的は首・肩こりや肩の痛みではありました。逆流性食道炎に対しては、薬を服用し経過観察されていたそうです。この方は逆流性食道炎は診断から3年くらいとのことでした。
【ケース2】50代、女性、会社員
慢性的な首・肩こりや背中の痛みがあり、他の治療院で定期的にカイロプラクティックケアを受けていました。以前、通院していた治療院が閉院になり、当院に来院されました。食事を気を付けながら状態が悪化しないように気を付けて、経過観察されていました。この方は診断から4年くらいとのことでした。
<来院時の症状>
・以前、食後の胸やけや不調があった。
・背中の痛みや首肩こり。
・医療機関で逆流性食道炎の診断。
<カイロプラクターからのコメント>
このおふた方は見た目で分かる強目の猫背でした。主訴は背中の痛みや首肩こりでした。カイロプラクティックケアは、脊柱や胸郭の機能改善を施術とホームケアを定期的に行いました。その結果、猫背の改善がみられ、主訴の背中の痛みや首肩こりも改善されていきました。逆流性食道炎を治療するケアではありませんでしたが、逆流性食道炎の要因の1つに円背(猫背)があります。猫背の改善が結果的に逆流性食道炎の様な消化器の機能異常の改善に繋がったと考察されました。
逆流性食道炎だけではありませんが、症状の有無で改善を評価すると、医療機関で改善したと言われるところまでいかないと思われます。症状にとらわれない日頃のケアをされていた結果と言えます。
<施術後の経過>
◎ カイロプラクティック的な検査(CDx)
姿勢の側面分析は、猫背、巻き肩、顎突き出し(イラスト猫背②に該当)
可動域検査では、体幹の伸展制限と骨盤の前方運動の代償運動、胸郭の可動性低下がみられました。
触診では、上部・下部頚椎のハイポモビリティや中部頚椎のハイパーモビリティも確認されました。
その他には、肩甲骨・肩関節・肘・手などの機能低下や、付随する筋群も弱化、筋緊張も確認できました。
◎ 評価
このおふた方は、上位交差性症候群と思われる状態でした。生体力学の運動連鎖などを確認したところ、不良姿勢にみられる背骨の機能低下、それに伴う筋群のアンバランな状態も確認できました。
◎ 治療
定期的にカイロプラクティックケア受けていました。基本的には脊柱・骨盤の機能低下の調整。機能低下に付随する筋のアンバランスも調整を行いました。運動連鎖を高めるホームケアを指導させて頂きました。
12twelveカイロプラクティックは身体を整える「整体」のプロフェッショナルです。飯田橋の整体でお探しの方は是非ご相談ください。