50代、男性、会社員
3ヶ月前、ぎっくり腰(急性腰痛)をして以来、腰痛が続いています。中腰になったり、腰をおろす動作が辛いそうです。ぎっくり腰をした当初は接骨院に通院していましたが、強い痛みはなくなったが、継続する腰痛が緩和しなかったそうです。この慢性腰痛を改善したく当院に来院されました。
・動き出しで腰椎と仙骨の間に腰痛がでる。
・長時間座っていると痛みが出る。
・しびれや下肢に広がる痛みはない。
<カイロプラクターからのコメント>
本症例は、「ぎっくり腰の後に続く慢性腰痛」でした。ぎっくり腰の強い痛みは消失したが、神経筋骨格系の機能障害を取り除けていなく、慢性腰痛として残った状態と言えました。当院来院前に医療機関を受診済みで除外診断されており、特に異常はないとのことでした。本症例は腰の骨折や組織損傷はなく、神経筋骨格系の機能低下によって痛みが生じていたと推察出来ました。
カイロプラクティックケアでは施術とカイロプラクティックリハビリテーションを行い、3ヶ月計画で進めていきました。1ヶ月半くらいで痛みは感じなくなっていましたが、「痛みを感じない=治ったでは」ありません!!。良い機能状態を維持するための体の使い方を覚える期間が必要となります。そうでなければ、再発をしたり、次の痛みを伴う場合は、変形や組織損傷を生じている可能性もあります。この患者さんには、日ごろのコンディショニングの大切さを伝え、継続的なケアをされています。
<施術後の経過>
感覚・運動・反射機能の行いましたが、特に異常はありませんでした。
◎ 一般医学的な検査
整形外科検査では、トーマス(+)、ナクラス(+)、ハイパーエクステンション(+)
◎ カイロプラクティック的な検査
姿勢は、生理的弯曲がない「平らな腰」に分類。
可動域検査では、体幹の可動域が全方向で少ない。股関節の屈曲・伸展の制限がみられる。
筋長検査では、ハムストリングス、大腿四頭筋の伸長制限がみられる。
筋力検査では、大殿筋の保持が出来ない。※震える反応
静的触診では、腹筋群・腸腰筋・殿筋群・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋・内転筋群・ハムストリングスの硬化や弱化が確認できました。
動的触診では、胸郭の制限、胸腰椎移行部の伸展制限。仙骨のおじぎ動作の制限。
ぎっくり腰の後に残る慢性腰痛は、神経筋骨格系の機能障害がもたらす痛みと考えられました。施術によって機能障害を取り除き、セルフケアで使うことで痛みの出ない体質に変化させることが出来ると考えられました。

