小学生・中学生・高校生の頭痛

頭痛は日本人の大きな悩みの1つになります。しかし、頭痛の要因は様々あります。国際頭痛学会では、国際頭痛分類で分けており、一次性頭痛二次性頭痛に大別されます。一次性頭痛とは、他に病気が隠れているのではなく、頭痛(発作)を繰り返す(持続する)ものを指し、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが挙げられます。二次性頭痛(症候性頭痛)は、脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛とされ、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中などから生じるものとされています。(引用元:日本疼痛学会)。

 カイロプラクティックでは、一次性頭痛の中でも頚椎機能障害由来の緊張型頭痛片頭痛や頚椎の関節から生じるような頚椎原生頭痛などに対して治療を試みます。頚椎機能障害とは、頚部の関節、筋、筋膜などの調和が乱れた状態を指します。この乱れた状態が存在することで互いに干渉したり痛みを生じさせたりします。大切なことは頚椎の機能障害を取り除くことが結果として頭痛の改善につながると考えています。

 最近では、子供も頭痛に悩まされているケースが多く、スマホや勉強する姿勢など、彼らの生活様式が数十年前とは大きく変化してしまったことが考えられます。頭部や頚部は脳に近いこともあり、それらの影響が脳へ伝わり、何かしらの影響がでる可能性があることが報告されております。

小学生・中学生・高校生の頭痛の症状とメカニズム

・片頭痛

 片側だけの’頭痛。

 ズキズキと痛み、運動・光・音・においなどで悪化し、吐き気や嘔吐を伴うことがある。

 原因は不明。仮説では、脳の動脈が収縮後の拡張によって血管近くの受容器(センサー)が活性化されて頭痛を引き起こしているといわれています。特に思春期の女性に好発し、生理が始まる時期と重なることから、女性ホルモン(エストロゲン)の関与も示唆されています。

・緊張型頭痛

 頭をベルトで締め付けられたような痛み。

 原因は不明。痛みを感じる閾値(ハードル)が低いことが関連している可能性があります。

 思春期や成長期では、自律神経や精神のコントロールが未熟なことも考えられます。

 頭部・頚部・顎の筋スパズム(筋の過剰な緊張)が要因で生じることもあります。

・頚椎原生頭痛

 首の関節の動きが要因で生じ、鎮痛薬が効かない特徴があります。

 首周辺は細かな筋がたくさんあり、体の状態を把握する受容器(センサー)になります。関節周辺に多く付着しているため、不良姿勢などの要因で受容器(センサー)のバランスが崩れると、脳が頭痛として認識している可能性があると言われています。

小学生・中学生・高校生の頭痛の治療

 当院では、頭痛を引き起こす状態を問診・検査・評価した上で治療計画を立てます。問診と検査などを用いて、まずは二次性頭痛の可能性がないか確認します。その上、機能障害を引き起こす要因を鑑別していきます。子どもは成長期であるため、大人の数倍改善します。子供は成長につれ、日常の生活環境に適応するように成長していきます。例えば不良姿勢のまま成長し成長が終われば、その状態は一生になります。そう状態が頭痛を引き起こしやすいものであれば、頭痛に悩まされる可能性もあります。ですから、子供の頃からのケアは重要になります。

  機能障害を引き起こす要因は、長時間のデスクワーク(勉強)による不良姿勢、運動不足が多数を占めます。デスクワーク(勉強)による不良姿勢は、肩甲骨が外側に開き、肩が前方変位した猫背やそれに伴い顎が突き出た状態、ストレートネックやスワンネックが大半になります。このような不良姿勢を改善するためにも、筋・筋膜などの緊張や血行不良、動きが悪くなった関節(椎間関節)などにアプローチし、徐々に本来の状態に戻すことで頭痛も出にくくなります。

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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