半月板損傷

 

半月板損傷は、体重が乗ったまま膝を曲げて、膝関節に異常な回旋が加わると、半月板が大腿骨と脛骨に挟まれた状態で、半月板に損傷を受けます。スポーツではサッカーやバスケなどによるコンタクトスポーツが特に起きることが多いですが、日常生活でも立ち上がる動作や膝を捻った時などに生じることがあります。また、前十字靭帯損傷(ACL損傷)や内側側副靭帯損傷(MCL損傷)に合併することも多いです。

 

半月板損傷の症状

・関節を動かした時や体重が乗った時に損傷側に強い痛み。

・膝の引っ掛かり感や膝の中に音が鳴ることもある。

・損傷が大きい場合、膝に水が溜まった状態で強い痛みを起こすことがある。

・膝の曲げ伸ばしができなくなる状態(ロッキング)になる。

Etc‥

 

半月板損傷のメカニズム

半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある軟骨組織で、クッションの役割として、膝関節を安定させる機能があります。半月板は内側と外側に存在し、内側半月板はC型で大きく、外側半月板はO型で小さいのが特徴です。また、半月板の外側1/3は血管が存在し、残りの2/3は血管が存在しません。そのため、血管が存在する側に損傷した場合、修復されることがありますが、血管が存在しない側に損傷すると、修復するのが難しくなり、治りにくい状態になります。

内側半月板は外側半月板よりもはるかに損傷の発生率が高いと言われています。内側半月板は内側側副靭帯(MCL)の深部に付着しているため、外反力と回旋力による断裂を起こしやすいです。内側半月板損傷の多くは、足がしっかり固定されていて、膝を軽く屈曲した状態で、大腿骨が急激に内旋されたことから生じます。

半月板を損傷してクッション性の役割がなくなってきた状態の中、無理に膝の負荷をかけてしまうと、変形性膝関節症に進行する恐れもあります。

 

 

12twelveでは

背骨・骨盤などの関節の歪みをしっかり調整し、股関節・膝・足のバランスを整え、膝の負担を軽減させていきます。場合によっては、ハイボルト電気治療を使った施術も行うことがあります。膝の痛みや柔軟性が回復してきた後、大腿部・臀部が主に筋力低下を起こしているため、筋力強化・再発予防を踏まえた上でエクササイズ指導も行い、半月板への負担を減らしていきます。半月板損傷したままそのまま放置すると、長期の膝関節の不安定性や変形を引き起こす恐れがあります。そのため、早期の診断と治療をおすすめします。少しでも気になる方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

 

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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