足底腱膜炎
足底腱膜炎は足底筋膜と踵骨(かかとの骨)の付着部におけるオーバーユース障害であり、足底腱膜に炎症起こし痛みをもたらす症状です。足底腱膜は指の付け根からかかとまで足の膜のように張っている腱で、足の縦アーチを支え、足が地面についた時の衝撃の吸収作用の役割があるとても重要な部位です。
足底腱膜炎の主な症状
かかとの内側に徐々に痛みが生じます。初期段階は起床時に痛みが強く活動とともに軽減していきますが、活動後になると再び悪化傾向になります。活動をいったん休止して、また再開すると痛みが増すことが多いです。症状が重い場合、荷重がかかるだけで痛みが生じ、活動によって更に痛みが悪化します。
足底腱膜炎の主な原因
足の扁平足(ローアーチ)や凸足(ハイアーチ)のよって、足底腱膜炎の発症リスクが高いと言われています。扁平足とは足の裏の土踏まずが崩れ、平らな状態になったことをいいます。生活に支障がでることはあまりないですが、中には歩行中に痛みが出たり、足の疲労感、ふくらはぎの浮腫みなどが生じる場合もあります。凸足とは足の甲が高く、土踏まずが地面に接していない状態のことをいいます。足の疲労感やふくらはぎの浮腫み、地面に足がついた時の衝撃の吸収ができないため、膝や股関節などに負担がかかりやすくなります。足底腱膜は歩行において足のアーチの安定性を維持する役割があるため、扁平足の場合、足底腱膜の起始部に大きな張力が加わります。また、凸足の場合、衝撃の吸収と接地に必要な足部の外がえしが困難になるため、かかとに過度の張力が加わります。
足底腱膜炎は近位の筋膜構造、特に、下腿、ハムストリング、臀部周囲の緊張に関連していると思われます。これは、筋膜が下肢全体にわたって連続しているからと考えられます。
12twelveでは
足底部や大腿部などの筋肉、腱の緊張を緩め足部を動かすときに負担をかけないようにしっかりアプローチしていきます。また、足首の動きや足のアーチの状態をしっかり確認しながら足関節の可動域を広げたり、足底部の筋肉、腱に負担をかけないようにしていきます。
他にも全体的に姿勢を診て身体のバランスが崩れていることにより、足底部に負担をかけている可能性もあるため、背骨や骨盤などの調整も行なっていきます。施術のみではなく、ご自身でも簡単に出来るエクササイズやストレッチの指導も行っていきます。炎症が強い場合は、アイシングやハイボルテージによる電気治療も行なっております。また、施術後に足首にテーピングを巻くことで足首や足底部に負担をかけないようにしていきます。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。