カテゴリー:足底腱膜炎 » 回内足 » 股関節・膝・足の痛み
3か月前に突然右足裏に違和感を感じ、しばらく放置していたら歩行中や座っている時でも痛みが出るようになりました。痛みも少しずつ悪化してきている感じがしたので整形外科を受診すると、足底腱膜炎と診断されました。処方された痛み止めとテーピングしてもらい、しばらく安静にしていたら少しずつ痛みは軽減してきました。しかし、1ヶ月経っても改善の傾向がみえず、これ以上処方薬を続けたくなかったので、こちらにご連絡しました。
<初診時の症状>
・右足裏の痛み
・歩行や座位どちらも痛みがある。
・3か月前の痛みよりは軽減しているが、それ以降変わらない
<施術後の経過>
初回の施術後からは立位や歩行時の痛みは軽減しましたが、ふくらはぎの緊張がまだ残っている状態でした。それから週に1度の頻度で3回続け、痛みはほぼ感じないぐらいまでになりました。現在は月に1度のペースでメンテナンス治療を受けて頂いています。
<カイロプラクターからのコメント>
足底腱膜炎は足底筋膜と踵骨(かかとの骨)の付着部におけるオーバーユース障害であり、足底腱膜に炎症起こし痛みをもたらす症状です。足底腱膜は指の付け根からかかとまで足の膜のように張っている腱で、足の縦アーチを支え、足が地面についた時の衝撃の吸収作用の役割があるとても重要な部位です。
今回は3か月前に発症し、テーピングによる保存療法や来院されるまで特に負荷をかけることはやっていなかったため、長期による治療には至りませんでした。
この方は、足底のアーチが崩れていて扁平足の形になっていました。それによって、足底やふくらはぎなどの筋緊張、足関節の可動制限が見られました。他にも扁平足によって左右の下半身全体の筋肉のアンバランスや股関節、骨盤、脊柱にも問題がありました。施術は足関節の可動域を広げ、足底部やふくらはぎなどの筋群のリリースを中心に行いました。また、股関節、骨盤、脊柱の矯正を行うことで、下半身により負担をかけないように調整をしました。施術のみではなく、自宅で下半身のストレッチやエクササイズなどの指導も行いました。