梨状筋症候群

 

梨状筋症候群とは、梨状筋が何らかの原因で坐骨神経を圧迫させ、痛みや痺れの症状を起こすことを言います。梨状筋は殿部にある筋肉で、仙骨股関節に付着する筋肉です。梨状筋の作用は主に股関節外旋の動きです。ただし、座位では内旋の動きで、立位では外旋の動きがメインになります。ちなみに梨状筋の股関節の働きでは、約5~10%程しか使用されていないと言われています。そのため大きな刺激や使い頻度が多くなると、疲労感や緊張を起こすことで、坐骨神経に干渉を起こすことがあります。

 

梨状筋症候群の症状

・臀部の痛みが強くて、歩きにくい。

・前かがみになると臀部からもも裏、ふくらはぎにかけて痛みや痺れ

・場合によって、一歩目が痛い

・進行すると、表在感覚の感覚障害と運動神経の障害で筋力低下

Etc…

 

梨状筋症候群のメカニズム

1つは梨状筋が坐骨神経を圧迫されることです。坐骨神経は梨状筋の間に通っているため、梨状筋が硬くなってしまうと、隣接している坐骨神経に圧迫して坐骨神経痛を起こします。

もう1つは梨状筋のトリガーポイントによるケースです。筋肉に何らかの原因で負荷が長期間かかり続けると筋肉にしこりのようなものが出来ることがあり、これをトリガーポイントと呼ばれています。トリガーポイントが出来ると出来た場所以外にも痛みを放散してしまいます。梨状筋にトリガーポイントが出来ると臀部や大腿部などの広範囲に痛みを感じることがあります。

 

12twelveでは

梨状筋症候群は坐骨神経痛の代表的な疾患ですが、他にも似たような疾患として、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症といった疾患があります。当院では、姿勢検査、整形外科検査によって、どの部位から症状を起こしているのかしっかり鑑別診断を行っていきます。

梨状筋症候群の施術では、過緊張を起こしている梨状筋をしっかりリリースを行います。梨状筋とのつながりのある骨盤や股関節の調整も行うことで、梨状筋に負荷かからいように、よりバランスの取れた身体に整えていきます。

また、患者さんの原因に合わせて、姿勢指導やストレッチなどの指導も行います。

 

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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