妊娠12週目あたりから段々腰から殿部にかけて痛みを感じるようになりました。元々デスクワーク中心とした仕事をしているので、腰の違和感は時々ありましたが、今回のような痛みを感じることは初めてです。自宅でストレッチなどを行いましたが、状態はあまり変わらず、また、産婦人科にも一度診てもらいましたが、特に何もされることもなかったです。少しでも楽な状態にしてもらいたいと思い来院しました。
<初診時の症状>
・立位での痛み
・椅子から立ち上がった時に痛み
・朝起き上がる時に痛み
・階段や坂の昇降時の痛み
<施術後の経過>
初回の施術後は、椅子から立ち上がる時やベッドから起き上がる時の痛みは軽減し、歩行などの動作も痛みをあまり感じないほど動きやすくなっていました。しばらく週に1回のペースを3回続け、初診時にあった症状はほぼなくなっている状態でした。約3週間ほど経つと、少し症状が出始める傾向が見られたため、3週間に1回のペースでカイロプラクティック治療を行いました。
<カイロプラクターからのコメント>
お腹の胎児が大きくなるにつれて、姿勢が崩れやすくなり、背骨の関節の機能低下や腰部、骨盤、股関節の筋肉が緊張を起こしたことで、腰痛を起こしたと考えました。また、体重が増加することで、下半身の負担がかかり、骨盤、股関節周辺の筋肉の緊張が強くなるので、腰の負担を大きくしていたとも思います。施術では、背骨、骨盤、股関節の可動性を上げ、腰や股関節周囲の筋肉を緩和させながら、全体的に姿勢のバランスを整えました。また、施術のみではなく、自宅内で簡単に出来るエクササイズやストレッチ、姿勢指導を行いました。他にも、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが骨盤、股関節周囲の靭帯を緩め、関節の働きを不安定な状態にさせます。それを防ぐため、トコちゃんベルトの着用の指導も行いました。