(腸脛靭帯炎)マラソン中の膝外側の痛み
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ここ2、3年マラソンをするようになったのですが、半年前くらいから足の裏の痛みがでるようになりました。整形外科では安静が必要で経過観察といわれ、5ヶ月くらい休んだ後に足裏の痛みは半減しました。2週間ほど前からランニングを再開し、足裏の痛みの悪化はないのですが、今度は20kmくらいから同じ足の膝の外側が痛むようになりました。一旦痛みがでると、歩くのも辛くなります。3週後にフルマラソンを控えているので、何とかして欲しいと思い来院しました。(30代 男性)
<初診時の症状>
①ランニング20kmくらいで右膝外側の痛み
②右足裏(土踏まず辺り)の痛み
<施術後の経過>
カイロプラクティック検査で、右の大腿四頭筋の緊張と腸脛靭帯の過緊張がみつかりました。また、背骨・骨盤の歪み、右股関節、足関節の可動域低下、右ふくらはぎの筋肉の緊張もあり、それらが合わさって右大腿外側に負担がかかるようになっていました。初回のカイロプラクティック治療後、大腿四頭筋の緊張が緩和され、治療前に比べて押した時の痛みも改善しました。また、骨盤の動き、股関節、足関節の動きを整えたので、足をあげやすくなったということでした。1週間後に、2回目の来院をして頂きましたが、膝の痛みはでていないとのことでした。その間、痛みがでたらやめるのを前提に15Kmを一回走ってみたが、痛みはなかったとのこと。痛みはでてないもののまだ大腿の筋の緊張、股関節、足関節の可動性が低下があったので、マラソンの負担に耐えられるように初回も含めて3回継続治療を行いました。膝に違和感はでたもののフルマラソンも無事完走されました。現在は、身体のメンテナンスの重要性を理解して頂き、セルフケアを行って頂きながら、月1回のペースで治療を受けて頂いています。
<カイロプラクターのコメント>
今回のケースでは、もともと骨盤の歪み、股関節、足関節の可動域低下があり、それらの負担が膝の外側にかかっていました。半年前に足裏に症状がでて、ふくらはぎの筋肉が緊張状態にあったことも悪化原因の一つでした。膝の痛みは、長引く前に来院して頂いたので、早めに症状が改善して、無事レース本番を迎えて頂けたケースでした。この患者さんも来院前までほとんど練習後のストレッチなどは行わず、筋肉疲労が蓄積した結果、症状がでてしまっていた常態でした。練習後には必ず入念にアフターケアをやって頂くことをお勧めしますし、それだけではとれない疲労、負担もあるので、治療を受けてそいうところを改善していけるとよいと思います。また、既に痛みがある場合は、できるだけ早めに治療を受けて頂くことをお勧めします。
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