治療事例

慢性的に肩凝りがあります。特に右側が強いです。痛みに変わったのは１週間前で、徐々に腕を上げると肩に痛みが走り、挙がりにくい状態です。特に仕事が忙しかったり、寝方が悪かったりなど、きっかけがわかりません。最近は首の張りや頭痛も２日前から出てきました。昨日近所のマッサージ店で全体的にほぐしてもらいましたが、あまり変化は見られなかったです。

＜初診時の症状＞

・右肩の痛み

・腕が挙げにくい

・首の張り感と頭痛

＜施術後の経過＞

初診から３回目の治療後には、腕の可動域は広がり挙げやすくなり、首の張りや頭痛は落ち着きましたが、やや肩の痛みとつまり感が出るということでした。５回目の治療後には腕を挙げる動作は問題なく、痛みやつまり感も消失しました。現在も２週間に１回のメンテナンス治療と自宅でのストレッチやエクササイズ続けて頂いています。

＜カイロプラクターからのコメント＞

この方の症状は、前鋸筋・肩甲下筋という肩甲骨を安定させる役目がある筋肉の問題が大きく影響していました。この筋肉が筋力低下を起こすと、肩が前方に入り込むようになり、頭が前方、背中が丸くなるような姿勢になります。この方も前鋸筋・肩甲下筋の筋力低下によって肩甲骨の動きが不安定で腕を挙げる動作に制限がかかり、更に頭も前方に傾いていたことで首筋に大きな負担をかけ、首の張りや頭痛を引き起こしていたと考えられます。

施術は全体的にバランスを整え、肩甲骨や肩関節の可動域を広げるように調整を行い、前鋸筋や肩甲下筋の機能を回復させるようにしました。また自宅や仕事場でのエクササイズやストレッチを定期的に行って頂いたことで、長期化するのも防ぐことができたと思います。