カテゴリー:腰椎すべり症・脊柱管狭窄症 » 腰痛・背中の痛み
1年前に歩行中に左臀部から足の小指にかけて強い痛みと痺れが起こりました。近くの整形外科でMRIを撮り、脊柱管狭窄症と診断されました。しばらくは安静にしていましたが、歩くたびに痛みと痺れが強くなり、少し休むと症状が軽くなります。病院にも行って手術を勧められましたが、受けるのが怖かったため断念しました。今回は友人の紹介で当院に来院しました。
<初診時の症状>
・左臀部から足にかけて強い痛みと痺れ
・歩くと痛みと痺れが出る
・休むと症状が軽減
<施術後の経過>
週に1回の頻度で5回目の治療後、歩行中に起こる痛みと痺れは軽減しました。また痺れの範囲が左膝外側付近から足の小指まで狭くなっていました。10回目の治療後では痛みはほぼ消失し、痺れが左小指付近のみまでに狭まりました。12回目以降は痛みと痺れは消失しました。3回目以降から自宅内でのエクササイズやストレッチ、5回目以降からウォーキングによるリハビリを開始しました。現在も引き続き行って頂いており、治療も3週に1度の頻度で再発予防のため来院して頂いています。
<カイロプラクターからのコメント>
この方は脊柱管狭窄症による症状でした。脊柱管狭窄症は椎間板ヘルニアや脊椎すべり症、椎間関節部での変性などが原因で脊柱管が狭くなり、神経根は圧迫されて臀部から足にかけて痛みや痺れを引き起こします。特徴は間欠跛行といった歩行時に下肢が辛くなり、少し休むと症状が軽減するといった症状が現れます。この方も臀部から足にかけての痛みと痺れ、間欠跛行の症状も現れていたことで脊柱管狭窄症と判断しました。元々の姿勢が猫背姿勢で股関節や骨盤の歪みが強く、反り腰が強かったです。そのため脊柱の可動も少なく、腰椎に大きな負担をかけていたと考えました。施術は腸腰筋、殿筋群などの全体的に筋緊張を緩め、脊柱や骨盤、股関節の可動性を広げるように調整を行いました。反り腰が改善し、骨盤や股関節の動きがよくなったことで、痺れの症状も軽減していきました。治療のみではなく、自信で行えるエクササイズやストレッチなども行って頂いたことで、早期回復に近づいたと思います。