剣道のスポーツ障害

 

剣道とは?

剣道は、竹刀を用い1対1で対戦する競技です。

構えは、中段が最も多く、続いて上段となります。

構えでは、左右の手・足の位置関係が前後と異なるため、体がよじれた状態で動かなければなりません

そのため左右非対称運動になります。

打突部位は、小手突きの4部位となり、面や突きは、頭部・頚部への衝撃が加わります。

さらに面を被る際は、面紐が外れないように締めます。

少年剣道は、成長期のため、体がよじれた状態で成長すると、身体機能に左右差が生まれ、大人になって原因不明の不調をきたす方が多いです。

そのため、日々のメンテナンスが重要になります。

 

剣道に多いスポーツ障害

頭頚部頭痛首の痛み、自律神経症状(めまい、吐き気など)

  肩関節周囲炎、上腕二頭筋長頭腱炎、関節唇損傷(SLAP損傷)

  肘上腕骨外側・内側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘・野球肘)

 手首:捻挫、腱鞘炎

  腰ぎっくり腰(筋挫傷)腰部椎間板ヘルニア仙腸関節症候群椎間関節症候群腰椎分離症/すべり症 

  膝前十字・後十字靭帯損傷(ACL損傷、PCL損傷)半月板損傷 

 足首捻挫(靭帯損傷)過剰回内足(オーバープロネーション)

 体幹背部痛(背中の痛み)、腹側部の痛み(脇腹の痛み)

 

剣道に多いスポーツ障害の原因

剣道は、左右非対称の構えた状態前後左右の直線的な移動を伴う競技特性があります。

さらに竹刀を振る際、手の内を絞る動作があります。その結果、手・肘・肩が反時計回りに捻じれた癖がつきやすいです。

この状態で競技を続けると、左右非対称または一部分に負担が加わり、損傷をしてしまうリスクが上がります。

 

 関節、靭帯、半月板、椎間板などの組織に損傷と回復が繰り返され、組織が変性(脆くなる)腱症などをまねき損傷の割合が

多ければ摩耗してしまうことがあります。組織は一度、変性摩耗してしまうと、元に戻ることはほとんどありません

そのため、変性が進行する体の状態を取り除くためにも、痛みがなくても継続的な日々のケアが重要といえます。

 

 筋骨格系における機能の協調性を失うことは、体全体の運動連鎖を乱します。

フィードフォワードやフィードバックなどの神経系の機能を上手に使えなくなります。

この連鎖が乱れれば、「力が入りにくい」「踏み出しがワンテンポ遅れる」などのパフォーマンが低下する原因にもなります。

その結果、競技中にこれらのことが頭から離れず、不安になり、負けてしまう結果を招くことにつながります。

 

剣道に多いスポーツ障害の治療

上肢・下肢を効率よく使うためには、体幹の安定が必要で、一番重要な部位は背骨です。

12twelveでは、背骨・骨盤の失った機能を回復させることを行います。背骨を効率よく使えれば、他の関節や筋肉との協調性が高まり効率よく体を動かすことができます。

 

加えて、筋緊張のアンバランスも整えます。背骨・骨盤から悪影響を受けた筋は、アンバランス( 筋緊張や筋弱化 )を残したままでは関節などの動きを阻害するためこれらを取り除かなければなりません。

 

また、組織治療が必要であれば、進行を防ぎつつ機能回復のアプローチも行います。

筋の短縮筋膜の滑走性腱症などの状態がこれ当てはまります。

 

一番重要なことは、身体を傷めないフォームを身に着けることです。

人間の体には、してはいけない動きがあります。誤ったフォームになっていないか確認をします。

修正が必要であれば助言をさせて頂きます。

また運動連鎖は、脳が学習しています。そのため、悪いフォームから良いフォームへの書き換えが必要となります。

大切なことは、いきなり数をこなすのではなく、段階的にフォームを確認しながら組み立てを行うことで一連のフォームを完成させることが重要になります。

 

当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。

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