普段はデスクワーク中心で仕事をしています。元々慢性的な肩凝りがあります。ここ3か月程前に右肩から腕にかけて痺れが出てくるようになりました。特に仕事中時々症状が出てくることはありますが、気づいたらなくなっていることがあります。また、リラックスしている時や寝起きの時にも出てくることがあります。しばらく様子を見ましたが、変化がないため近くの整形外科で診てもらったところ、ストレートネックと診断されました。処方された薬を飲むと楽にはなりますが、一時的な効果なのでどうにかしたいと思い来院しました。
<初診時の症状>
・慢性的な肩凝り
・右肩から腕にかけて痺れ
・仕事中に時々症状はあるが、気づいたらなくなっている
・リラックスしている時や寝起きの時に症状が出てくることがある
<施術後の経過>
週に1回のペースで施術を行い、1~2回の施術後は肩凝りと痺れは、まだ残っている状態でした。3回目の施術後からは肩凝りは残っているものの、痺れは少し軽減していました。4回目の施術後は肩凝りも少しずつ楽な状態になり、痺れはほぼ消失していました。その後も2週に1回のペースで施術期間を空けてから2回目以降で肩凝りがほぼ感じないぐらいまでになったそうです。現在も月に1回のペースでメンテナンス治療を行っています。
<カイロプラクターからのコメント>
今回の症状は肩甲骨を支える役割のある肩甲下筋のトリガーポイントによる症状だと考えました。トリガーポイントとは身体の部分に現れるしこりのような硬いもので、そのポイントを押すと関連痛として広い範囲に痛みや痺れを生じます。この方の場合、デスクワークによる長時間での座っている姿勢が続いていたこともあり、肩回りの筋肉が動いていないことで肩甲骨を中心とした筋肉の緊張が強まり、徐々にしこりとして形成されてきたのだと考えました。
施術では特に全体的に姿勢の崩れがあったため、脊柱、肩甲骨、骨盤の可動性を高め、姿勢のバランスを整えていきました。また、身体の柔軟性を高めるために背骨や肩甲骨などのエクササイズやストレッチを自宅で行っていただきました。その結果、痺れや肩こりも軽減し、姿勢もきれいな姿勢になっていました。