過剰回内足(オーバープロネーション・偏平足)
回内足とは、内側の縦アーチが崩れ、足首や踵の関節が内側に捻じれてしまい、過剰に内側に変形してしまう状態のことを言います。生活に支障がでることはあまりないですが、中には歩行中に痛みが出たり、足の疲労感、ふくらはぎの浮腫みなどが生じる場合もあります。回内足が更に悪化すると、足の痛みだけではなく、膝や股関節、腰などの身体全体的に悪い影響を起こす可能性もあります。
回内足の症状
・足の疲労感
・ふくらはぎの浮腫み
・外反母趾
・足底腱膜炎
・腸脛靭帯炎(ランナーズニー)
・膝や股関節などの違和感
Etc…
原因とメカニズム
回内足の原因は運動不足によって、足裏の筋肉である足底筋の筋力低下によるものや、足の指を上手に使えていない歩き方をしている状態。また、肥満による体重増加が原因で内側アーチが体重を支えることが困難となり扁平してしまうことなどが考えられます。
足関節は距腿関節と距骨下関節から形成されています。距腿関節は片方の表面が凸局面で、もう片方が凹局面のくぼみとなって、その2つを適合した関節のことを言います。運動は足の背屈・底屈、僅かな内転と外転の動きがあります。距骨下関節は距骨と踵骨の間に位置する関節で、周辺に筋肉は付着しておらず、3つの靭帯(前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯)で支えています。運動は足の内反し・外反しで、前内方から後外方に向く運動軸を中心にして距骨の周りを動きます。回内足は主に距骨下関節が内側に崩れていくことにより足首の関節も同時に捻じれてしまい、痛みや違和感を起こします。また、回内足になると骨盤が前傾、股関節内旋、膝が外反などの変位を起こし、身体全体的に負担がかかる状態になります。
12twelveでは
回内足の治療は足底筋の筋力強化と変形の増加を防ぐため、距腿関節や距骨下関節などの調整と足底筋や前脛骨筋などの緊張の強い筋肉のリリースを行います。しかし回内足を元の足の形に戻すことはほぼ不可能です。そのため足の形態や可動域、それぞれの機能テストを行いながら評価をして、必要な場合インソールのご案内もさせて頂いています。当院のインソールはFormthoticsという矯正用インソールを提供しています。Formthoticsは取扱認定院のみ取り扱うことができるもので、足病医が採用しているインソールです。特徴はわずか19gしかないとても軽いインソールなのと、土踏まずのサポート機能によって、足の安定性高める機能と踵の部分が深く、衝撃を吸収して踵の歪みをサポートさせます。また、熱成形によって自分の足の形に合うようによりフィット感が増し、少しずつ足の指が上手く使えるようになっていくことで、足の負担を軽減させます。矯正用インソールのため足の形が変わっても熱形成によって再形成が可能です。
このように手技の治療療法のみではなく、インソールによる足の矯正で根本原因にアプローチできる方法もあります。少しでもお悩みの方はお気軽にご連絡ください。
当院のスタッフ全員が専門の大学課程を修了した、米国国家資格取得 / WHO公認のカイロプラクターです。是非一度ご相談下さい。